当用漢字、常用漢字考 |
(最新見直し2006.5.22日)
「当用漢字」とは「当面の間用いる漢字」という意味です。当面とはいつまでなのかと言うと、第二次世界大戦後から漢字を廃止するまでの期間。なんと、日本では漢字廃止の危機があったのです!理由は、漢字が難しすぎて識字率を下げている、とGHQから指摘があったからだと言われています。しかし、漢字と識字率に因果関係がないことがわかり、「当用漢字」は廃止され、昭和56年に「常用漢字」と名を改めることとなりました。この「当用漢字」は、膨大な量がわずか11日で告示されています。 「藝術」という言葉は明治時代につくられた 藝が芸になる前、「藝術」という言葉がつくられたのは明治時代のこと。つくった人物は、徳川慶喜の側近だった西周(にし あまね)だと言われています。artという単語を日本語に表す際、「藝術」としたのです。西周はこのほかにも、哲学・理性・心理学・意識・命題など、さまざまな英単語を日本語で表現しています。現代は、リスケ・アサイン・アポ・インスピレーション・エンドユーザーなど、多種多様なカタカナ言葉が使われています。これを西周のように2~3の漢字の組み合わせからなる単語に置き換えるとなったら、あなたはどのように表現しますか? |
(私論.私見)