漢数字、洋数字の使い分け考、年号表記考

 (最新見直し2005.11.16日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 「漢数字、洋数字の使い分け」も頭を悩ますところである。れんだいこは、実践的に次のようにしている。

 数量表記の場合、基本として洋数字を採用する。但し、千、万、億、兆で表記し得る場合はこれを適宜使用する。これも、その方が読み易い為である。例えば、「3億5千万人」のように記す。但し、数量表記同士を比較する場合には洋数字で表記し、三桁区切りに,を使う。その方が読み易い為である。例えば、「35,000円」、「1,117,000」のように記す。

 次に、語句と為っている場合には漢数字を使うことにすね。例えば、「一人」、「乾坤一擲」、「三々五々」等々

 漢数字は、簡略漢数字と古式漢数字に分かれている。その使い分けは、現在では殆ど意味がないように思われる。その昔、簡略漢数字が改竄され易く、それを防ぐ必要がある際に古式漢数字を用いたと理解している。ネット文章にはその必要はないので、れんだいこは簡略漢数字を使用している。ということは、特段の必要がない限り簡略漢数字が使われるべし、ということになる。

 次に、年代表記の場合、先に西洋数字で西暦を記し、()内に和暦を記し、しまいに年を入れる。和暦の数字も洋数字に書き換える。これは、その方が読み易いためである。例えば、「2005(平成17)年」のように記す。和暦を主として西暦を従とする書き方も考えられるが、国際化時代にあっては西暦表記から始めたほうが却って理解しやすいと思っているので、西暦を主として和暦を従とする表記に従いたい。

 日付も同じく、極力洋数字で表記する。その理由は、その方が読みやすく理解しやすいためである。年数と日付の繋がりは「.」で仕切り、月日の間も「.」で仕切る。その理由は、その方が読みやすく理解しやすいためである。最後に「日」を入れる。例えば、「2005(平成17).9.1日」のように記す。

 2005.3.25日 れんだいこ拝

【「西暦年号の優先使用論」について】
 「西暦年号の優先使用論」について、木村愛二氏が、「真相の深層」bUの「カール・マルクスの大罪・序章」で次のように述べている。合点するので紹介しておく。
 要約概要「年度の区切りに何の意味が有るかとの考え方もあろうが、区切らなければ胸痛の議論は成り立たない。人類史が世界全体に展開された以上、一緒に議論し、三人寄れば文殊の知恵を発揮しあうためには、共通の区切りが必要となる。共通化するためには、どこかで妥協せざるを得ないのである。さらに念を押すと、私は、図らずも、ユーラシア大陸の東の海の中の辺境の野蛮人の子孫として生まれたのであるが、残念ながら、ユダヤ人のキリストを救いの子として崇めつつも、ユダや人を差別し続けてきたヨーロッパの辺境の野蛮人の矛盾に満ちたキリスト歴を使うこと無しには、人類の歴史を論ずることができない。もちろん、日本にも、未だに紀元二千有余年とかをわめき続ける連中が居るのは重々承知の上だが、その種の半気違いに付き合う気は毛頭無い。世界制覇競争では、ヨーロッパの野蛮人に先を越されてしまったのだから、今や、独自の暦に固執するのは、ごまめの歯ぎしりでしかない」。




(私論.私見)