46192 | れんだいこ提言(2) |
668 | 返信 | 小泉首相のはしゃぎように反対する。 | れんだいこ | 2001/09/20 02:24 | ||
今テレビで小泉首相がマスコミ会見放送しています。それを聞きながら思うことは、経済問題の時の精彩無さに対してえらい元気印でテロリズム反対を言っているなぁという感想です。ホントは、戦争は莫大なお金を費やし、軍需派にとって都合は良くても我々一般大衆はアメリカ人も含めて悲劇しか生まないと思うんだけど。法改正と言うか整備も急ピッチで行われて行くようです。れんだいこが反対するのは、原理論的だけれども『かっての大戦』の総合的史的総括しないままの再軍備増強化は危険であるという認識に拠ります。
残念ながら、我が国民は議論を尽くすことが苦手と言うか訓練が出来ていません。私が云うのも変かも知れませんが一億一心は得意でも、ちょと待てよと云って議論を尽くすあるいは立ち止まることが出来ないお国柄です。国内はそれで良くても、権謀術数渦巻く国際舞台ではおぼこいものです。下手に戦争に巻きこまれて立ち往生する危険性があります。社共はまったくあてに出来ず、代わる左派勢力が台頭しないとお国がつぶれますというより必ず奇形化します。 それも思えば日本こそ平和交渉の旗手として活躍すべきです。それこそ真に期待されている日本の役目です。アングロサクソン諸国家からもアラブ諸国家からも等距離で行けるのはほぼ日本のみです。これに力出すのが政治の真髄であって、小泉首相が調子に乗ろうとする対米協調後押し路線は信頼を却って産まない結果になるでしょう。 もっとも、我が政策当局者は不況打開策としてアメリカとアラブの戦争の推進を策しているのかも知れない。身につかない儲け方をしようとしているのかも知れない。これを僥倖として文明的な判断しているのかも知れない。しかしアメリカも馬鹿ではないから、その手は食わないぐらいの計算しているはずなんだけどどうなんだろう。 どうもブッシュは親子2代戦争の節目に遭遇するなぁ。湾岸戦争の時は日本・ドイツの潤沢な金をあてにできたけど、今は日本にはそんな力がありません。泥沼になればアメリカが最も打撃を受けることが目に見えています。そんな馬鹿なアメリカではないところがアメリカの強さ賢さなんだけど、ブッシュはやはり名の通り藪を突つきますか。 |
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709 | 返信 | 小泉首相が軽すぎるきがしてならないな。 | れんだいこ | 2001/09/26 20:33 | ||
9.25日日米首脳会談が行われ、小泉首相は、日米一体でどこまでもついてまいります、裏方の仕事をさせていただきますというような金魚のフンぶりで擦り寄ったみたいだが、これが戦後50年かけて形成されたタカ派の内実だとしても、サブい。挙句の果ては、国内景気を建て直すのがあなたの仕事だからちゃんとやりなさいと釘をさされてしもうたみたいだな。
それにしても経済問題は苦手らしい。選挙の際には選挙後を見てくれどでかいことをやるとか云っていたが何もできはしない。もっとも上げているアドバルーンはどれもこれもろくなもんでないから、それでいいのだけど。それにしても無策は無能を示していることには違いない。 処方箋ははっきりしている。銀行に金つぎ込むな、ドブに捨てるようなものだから。半官半民の新銀行作ってベンチャー志向で新規・零細・中小企業を育てる以外に無い。そこから需要掘り起こさない限り景気回復は無い。タコをいくら大タコにしても吸盤の無いタコはつるつる滑って危ない。これに取り組めない小泉内閣は『耳目を引きそうなコマーシャル云うだけの内閣』で終わってしまいそうだ。 このたびの日米首脳会談での印象は双方軽い、悩みを持とうとしていない様子だの一言で済む。こんな連中に世界の大事を任せていて良いのかなぁというのがれんだいこの感想です。とはいうものの、さてこれからどうなるのかな。れんだいこは身近のオマンマが一番なのでどうとでもなれという気もするが、それにしてもなぁ、やろうとしていることが歴史を大きく変えようとしていることなのに、政治が軽すぎるのはどっか変だな。 |
738 | 返信 | 新アフガン戦争に思う。 | れんだいこ | 2001/09/28 09:14 | ||
ここに来てアフガン北部同盟の攻勢が目立ってきた。アングロ・サクソンから見れば、現地人同士闘わせるのに限るということなんだろう。ベトナム戦争もそうだった。当初はアジア人同士で闘わせたが、意に反した結果になったのでトンキン湾事件以来直接介入となった。これを思えば、北部同盟の攻勢はその前哨戦ということになる。但し、ここにきてタリバン内の足並みの乱れも伝えられている。どうなるのだろうね。
れんだいこはアメリカにどうしようもない不快を覚えるところが有る。どういうことかというと、自国内にはどこまでその通りかどうか分からないが世界に冠たる民主主義の原理を称揚する。ところが、このアメリカが世界中に押し付けようとしているのは、EC諸国を除いて王制政権の復古だ。おかしいではないか、あまりにも馬鹿にした話だと思うけど、結局はその国の自国民が賢くならなければいけないということだろう。 その賢さの中から生み出された社会変革の動きを抑えるために常用されているのが分裂政策みたいだな。用済みとなったら使い捨てすればよい、その間上手に使えということだろう。うーーんこうなると何事も容易ではないなぁ。その中で成功を治めた数少ない国々には類まれなる指導者とその取り巻きが居たのが共通項だ。結局、頭脳戦の実践能力戦にかかっているということだな。そうやって革命に成功しても、経済政策に失敗しているのが共通項だ。あーーぁあれこれ思えば途遠しだなぁ。 れんだいこの寿命があとどれくらいか分からないが、この辺りに何らかの貢献して土に還ろうと思う。オマンマ一番、そんなこと考えるのが二番、その他エトセトラだな。 |
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785 | 返信 | 徳球式と宮顕式の二項対立の様子について。 | れんだいこ | 2001/10/01 20:16 | ||
その問題に対してはれんだいこはこう読む。古本屋で高知聡著「日本共産党粛清史」を見つけ、只今読み込み中です。その中で、次のような話が入っていた。神山茂夫が、「現代の理論」編集部との対談の際に、徳球の「気概と抱擁力の大きさ」について次のように述べている。「ええ。従って、やる気のある人を、入党の決意を持ち、一定の推薦者があればどんどん入れてくる。だから一方から言えば、スパイの容疑を持たれるような人も入ってきたし、戦前社会党系だった人も入って来た、天理教の人も入って来た。そういう条件も可能性も一杯あった。それを全部抱えて、次第にスパイだということが分かってくる人を段々に除いていく傾向で、解放直後は、転向、非転向に拘らずに早く一緒にやろうとした。特に徳田君はその点では、過去のことはあまり問わないという態度を取っていた」。徳球ならさもありなんと思っていたが、こうして具体的に裏付けられるとうれしい。
現在の我々は、こうした徳球式左派運営と対極のことばかししており、これこそが左派の真骨頂とウソ偽り聞かされていることが多い。分かりやすくする為に宮顕式党運営と云うが、この両者間は何から何まで異なっている。同じ左派を標榜する者でも、これほど対立しているという例証として少し考察してみる。 徳球式はどうやら、まずは風呂敷を広げて、「やる気のある人を、入党の決意を持ち、一定の推薦者があればどんどん入れて」いったようだ。宮顕式は違う。露骨に身上書で調べ上げ、政治意識が低い者の入党は容易であるようだが逆はそうではない。 次に、徳球式は「スパイの容疑を持たれるような人も入ってきたし、戦前社会党系だった人も入って来た、天理教の人も入って来た。そういう条件も可能性も一杯あった」という開放系手法で、前歴よりも現に共に闘う意思の強い者を結集させることに意を注いだようである。ここも宮顕式は違う。閉鎖系で厳格な入党審査が為されるようである。その割にはスパイがうじゃうじゃしているようであるが。 次に、徳球式は「それを全部抱えて、次第にスパイだということが分かってくる人を段々に除いていく傾向」を採ったらしい。この手法は一見無謀のように思えるが、よく考えると合理性があるということが分かる。なぜなら、どんなに閉鎖系にしてもスパイは入党してくるのが商売であるからして防ぎ切れるものではなかろう。それよりも、徳球式に実践で試し、実践で鍛え、その中からふるいにかけていき、上級へ行くほど機密が保たれるという方がより機能的なのではなかろうか。結局は組織と上に立つ人士の眼力に関係してくるであろうが。 閉鎖系にしたからといって、スパイはスパイのような顔をしては入って来ず、もっとも忠実なイエスマンのような顔をして入ってくるのだから水際阻止は出来ない。それを思えば、功罪有るも徳球らしいと思う。 次に、「解放直後は、転向、非転向に拘らずに早く一緒にやろうとした。特に徳田君はその点では、過去のことはあまり問わないという態度を取っていた」とある。これが獄中闘争を生き抜いた徳球の真骨頂である。必要な際には自慢はすれど、宮顕のようにのべつくまなく「獄中12年・非転向完黙唯一人士」を吹聴し、政敵相手にレッテル貼りなどしない。 その他汲みだすべき教訓はいろいろあろう。三枚舌で極力統制を好むか、権威にへりくだり逆に対して尊大にするか、人の文章の添削などでかしこぶるか、辞典を好んで持ち出すか、護民官のつもりで自警団働きするか、お気に入りの法令を地球の裏まで拡大し、全てこの世は解決済みとするか、高潔ぶって道徳を説きながら己はフリーハンドで直にお里を知らせるか等々拾い出せばきりが無い。 以上、徳球式と宮顕式はスタンスにおいて極的に対立していることを見てきた。これだけ異なるとどうして一緒に混じりえようか。分党すれば良かったが、史実は徳球の方が党中央であったから分党しようがなかった。この板に例えれば、れんだいこの方が管理人だから出て行けないのと同じである。おとろしいことに、宮顕派がその後の党中央を占拠するに至り、以来約50年ほどこの渓流の話ばかり聞かされてこれぞ左派だと思わせられている。こういうサヨが左派であると欺瞞すればするほど世間から左派離れが進む。不幸なことだと思う。 |
822 | 返信 | 国会も議論が上滑りで面白くない、聞いても為にならない。 | れんだいこ | 2001/10/05 09:24 | ||
テロの事後対策をめぐる国外の論調は分からないが、昨日の小泉首相と管との国会論戦を少し聞いて思ったことは、論議が馴れ合いすぎるという思いである。もっとも誰が登壇しても同じことだかられんだいことしては白けるばかりである。
我々がならってきたことは、一般論で云えば『犯罪には社会的背景がある』という認識への関心であり、応報的に罰するということと犯罪を生み出す根源への対応を同時に為すべきだということであった。免責されないまでも、少年犯罪に家庭環境が考慮されたり、在日朝鮮人や部落差別問題もその流れで関心を高めてきた。この観点から講ぜられた措置も相当にあると思われ、これに汗を流す下積みの苦労をしている人達も少なくないと思う。 れんだいこが何が云いたいのかお分かりだろうと思うが、これは当然の認識の流れであろう。だがしかし、今聞かされていることは、犯罪の取り締まりの仕方と応報の懲罰の仕方を廻る論議一辺倒であり、この種の犯罪の根源を見据え如何に対処すべきかの論議を意図的に遮断している観がある。こういう論議が正常だろうか。 何でもかんでも『アメリカさんの云うことはその通り』で対処していくのは、決して賢明では無いと思う。戦前は『天皇とその取り巻きの云うことはその通り』であった。今は『天皇とその取り巻き』のところがアメリカになっただけのことではないのか。それは日本が生き抜く知恵ではあっても、政府の知恵ではあっても、野党まで含めて合唱することまで知恵であるかどうかは分からないだろう。アメリカさんもそこまでは要求してないと思うのだけれども、我が社会の事大主義者どもはいち早く擦り寄ることの競争をしているように思える。 こういう協調精神ばかしの論戦聞かされるのなら、国会は要らない。各省ごとの官僚との懇親会でも開いて、そこで議論しあえば足りる話だ。それにしても、いつからこんな風になってしまったのだろう。やはり大衆運動組織して国会を十重二十重に囲んだところで議論させないからこういう翼賛会論議ばかりになるのではないのだろうか。 経済再生のシナリオ論議も一向に為されない。不用官庁として槍玉に挙げられているところは、れんだいこから見れば有益官庁ばかりだ。官庁は社会的必要と使命があって生まれたものであり、その使命が終わったという認識ならばともかく予算削減的観点から消滅させられるというのは強引な話だ。予算削減なら、天下り構造を全官庁規模で見直し適正是正化する方が手っ取り早いだろうに。銀行に金を渡して中小企業への融資を申し渡しても実際には機能しない。ヒラメの目族に何を云ってももはや無理というのがれんだいこ観点だ。国策で半官半民の新銀行作っていったほうがよほど安上がりだし役に立つだろう。 しかし窮極問題なのは、我が社会は新勢力によって揺すられないと覚醒しない状況に陥っていることにあるのではなかろうか。みんな上等に食えているから、口先は器用に回しても本質保守的というか現状維持派が教養ぶったことばかり言い合っており、テレビを見てもそんな話ばかりだ。れんだいこは食傷気味で、我が板とか同好の板でホントの話をしないとダメだなこりゃ。とかなんとか今朝のコメント発信しました。 |
823 | 返信 | 目下小泉に思うあれこれ。 | れんだいこ | 2001/10/06 09:32 | ||
日本の戦後の国是の総路線を敷いたのは吉田茂であり、この路線が正しかったことはその後の日本の国際的地位の向上によって証明されたと、れんだいこは考えている。今その孫があらぬことを云っているが、これは3代目の戯言であり取るに足りない。
吉田茂は戦前外交官として世界各地を回り、当時の軍部が一直線で対米英戦争に向かう愚を知り、開戦に突入しても遠からずやってくる終戦の幕引き舞台を用意していった。その予見は当たった。当代トップレベルの見識を得ていたことによるものと思われる。 その吉田は終戦からの復興過程でいち早く国家の独立を勝ち取るために奔走し、朝鮮動乱できな臭いさなかサ条約で達成した。この時戦後の覇者アメリカの庇護の下で国家を運営して行く路線を敷いた。米ソのその後の歩みを見ればこの予見も正しかったことになる。 吉田はこの時、最小軍備・最大民活路線も敷いていた。これについては吉田が晩年後悔していたと伝える向きもあるが、それは質問する右派系に対するリップサービスであり、吉田の本音は資源小国日本の生き延びる形として経済復興、繁栄、それによる国際寄与路線にあったことは疑いないと考える。 だからこそこの路線を引き継ぐ者を後継者として池田に任せた。少し官僚色が強いが佐藤にも任せた。池田の系列から大平と角栄が生まれている。佐藤の系列から福田が生まれている。これらの勢力が60年代70年代の我が国をリードすることにより日本は未曾有の発展を遂げた。それは吉田の敷いた総路線の掌中であったと思われる。 この頃までの我が国の為政者は経済のエキスパートであった。国策として何をすれば良いのか承知しており、次々と積極的に施策を講じていた。この総路線にきしみが生じたのは角栄に対する理不尽な追討劇以来であると考えるのがれんだいこ史観である。この時我が国は異常な右から左まで官からマスコミそれに続く民までが一丸となって魔女狩り狂奏曲を奏でた。 あの頃から国債が刷り抜かれ始め、今日の国家的破産の端緒と勢いがつけられることになった。その歌舞伎役者が中曽根であった。竹下、宮沢がこの新路線に悪乗りした。その他歴代の首相が何人も輩出したがみんなこの延長線上に位置している。 れんだいこから見れば小泉もこの悪乗り仲間の一員であり、世の末徴候を露わにしている。これをコメントしようと思ったが時間がなくなった。 |
829 | 返信 | Re:とうとう爆撃が始まった。 | れんだいこ | 2001/10/08 20:03 | ||
たけしさんちわぁ。ニューヨーク市民はどんな感じで爆撃支持されているのでしょうねぇ。いつもやる方だから、やられる側の気分はまだまだ分かっていないような気もします。今れんだいこが注視しているのは短期決戦になるのか長期化するのかということです。長期化すれば、これは戦後体制の破滅になるのではないかと考えたりしています。ブッシュが長期戦も辞さずなどと云うのは決して本気で云っているのではないと思いますけど、分からないですねぇ。
>とにかく事がここまで来たのは昨日今日の根っこの深さではないですね。ブッシュも内心では自分の外交音痴を反省してるんでしょうか? あの顔みてるとそうでもなさそうな点がやっぱり気がかりです。 うん、れんだいこが思うのに、クリントンが任期最終で画策したのがパレスチナの和平問題だったですよね。クリントンをしてもうまくいかなかった。それほど難しい解けないパズルになっているというのが中東問題で、その割にはブッシュはクリントンの労をあざ笑うように無造作にイスラエル寄りの政策を強めていたように受け止めています。 一連の行動にアラブに何ができるもんかと甘く見ていた気がします。今回のテロの遠因にそうした数々の挑発的行為の積み重ねがあったように思います。もっとも、今回のテロを誰が仕掛けたのかまだはっきりしない面があるようですので軽断はできませんが。 れんだいこの関心は戦争に費やす膨大な費用の捻出を誰がどうやって為すのかにあります。日本にはもうそんな余裕がないはずなんだけど、こう云うときには別腹で生まれてくるのでしょうか。それにしても、アメリカにとって何の利益も無さそうなところにのめりこまされるのはつらい話だと思います。長期化すればするほどアラブは団結していくことになると思います。調停者として誰が出てくるのでしょうね。ことと次第によってはブッシュ失脚まで視野に入ってきたと思ったりしています。 >誰かが言ってましたが、「どんな政府でも平和だったらいい」と。なんかアメリカに幻滅してきた昨今の私です。 うんわかるなぁ。でも貴重な特派員だから適宜に動きを教えてください。政治は辛気臭いし疲れますねぇ。でもやっぱり人間の本質の中に好政治性というのがあるんだと思います。でなけりゃ、れんだいこがこうして政治に関心を取り戻すこともないしねぇ。アメリカの悪いとこよいとこ目の当りにしているたけしさんにはどぎつ過ぎる季節かもね。 |
834 | 返信 | Re:とうとう爆撃が始まった。 | れんだいこ | 2001/10/09 09:32 | ||
たけちよさんちわぁ。そうか突破党の続きをアップしたとこに置いておかないと正確な情報取れないなぁ。今日中に直しときます。
>なんせテキサスカウボーイですから(藁)。「力」の信望者なんですよ。自分はジョン・ウェインかゲーリー・ク−パーだとでも思っているんでしょう。アメリカは「自由」の力を否定し、暴力の「力」を肯定しようとしてきています。 そうですね、居酒屋に書きましたが、何となくボーイスカウトの坊ちゃんをそのまま大人にして大統領にしたような感じがしています。まっそれこそアメリカなのかも知れませんね。その御仁にイエローモンキーがすりよってみても所詮それだけのことと思うんだけど、レーガン・中曽根時代のロン・ヤス関係の現代番を理想としているようだから見苦しい、れんだいこはそんな受け取りようをしています。何か違うだな。 >北部同盟の代打ちが失敗し、ラマダンに入り、そのまま冬になると春までの延長戦は必至です。それまでに費やす費用は膨大なものになり、これまでの貯金はなくなるでしょう。それを増税で賄うとなれば、納税者が黙っていない。反戦デモも大きくなります。ブッシュは内外政策で立ち往生する危険を避けるシナリオをこの時点で書いておかねばなりませんが、さて、パウエルはどこまで読み切っているのか・・・。ひょっとしてブッシュ暗殺があるかも。チェイニー副大統領は病気だし、そうなるとパウエルが臨時大統領です。アメリカにとってはそれがいいと思う。 そうですね。ラマダン入りまでが勝負のようですね。ここを過ぎ戦争が長期化するとアメリカ苦戦、短期決戦に勝利すると何事もなかったかのような元の木阿弥に戻るでしょうね。それで中東問題化が解決するのなら、れんだいこはなにも云うことはありませんが。 >はい、こんなどぎつい時は生まれて始めて。しかしこれも私の運命なんでしょう。逃げずにしっかり受け止め、うっちゃるしかありませんぞね。NY報告は突破党OB怪の部屋で適宜やってますので、そちらを読んで下さい。 そうですね、この現代史を共に生き語らねばなりません。道学者たちにはそのような論議の世界があるでしょう。我々はオマンマ系の視点を外さず、何が起こっているのか、世の中がどう変わろうとしているのか、しっかり見極めていきましょう。それはそうとやっぱ兄ぃにはもっともっと語って欲しいと思います。いろんな語り部が混ざり合わないと為にならない、流布される報道の誘導性に辟易しているのはれんだいこだけではないと思います。よしなに伝えておいてください。 まさか世界裏政府の構想通りに事が運んでいるのではないだろうなぁとか思う気分も有りますが、何せ資料がなさ過ぎるから判断のしようが無い。一つだけ云えることは、まさに現実が進行しているのにリアリティが無いというかバーチャル空間上の出来事のように思えて仕方ないということかな。どうもオリジナリティーがないんだな、少し気になるところです。 |
836 | 返信 | 福島議員にエールを送りたい。 | れんだいこ | 2001/10/10 10:48 | ||
福島社民党議員の国会質疑を始めて聞いた。非軍事的平和的活動の為に何をしてきたのかと鋭く問うところから質問に入った。良く聞いてみるとビルラディンの引渡しに向けて何をしたのかという面の追及でもあったが、大きく捉えた場合の質問の意義は損なわない。これこそ国会論戦であり、れんだいこが久しく聞いていない質疑の見本のようなものである。心なしか真紀子が喜んでいるような気がした。こういう質問が出なかったからであろう。
れんだいこは福島議員のファンになった。軍事新法についても杜撰なところを鋭く質問している。辻元と福島で社民党の表裏党首にして切り盛りさせたらいいのに。土井もええかげんに降りて顧問に就任すれば良いのに。 |
838 | 返信 | Re:福島議員にエールを送りたい。 | れんだいこ | 2001/10/10 18:04 | ||
> 「顔」としては辻本の方が売れているが、あの人はちょっと土井さんを信望しすぎ。まあ、土井から誘われて議員になれたというのがあるんでしょう。
> 福島さんは良くは知らないが、今、HPみたけど、あんまり更新してないな。せめて国会中は毎日やった方がいい。今は特に「リアルタイム」で重要案件を審議してるのだから。 > 小泉は肩すかしが上手い。それを逆手に取って、無責任小泉を浮かび上がらせる程の言論力が必要です。 日本男児(をのこ)は清水港か赤木山で博打でもやってりゃ却って世の中のためになる。下手に台所にやってきてあれこれ指図し始めるとろくなことになりゃしない。戦前から学ぶにこれに尽きると思っているのでやんすよ。 今日世界に伍してレベルが高いのは大和なでしこです。政治をこのカカァ連中に任せて切り盛りさせた方がよほど良い国になるとか思うんだけど、たけちよさんこのアイディアどうかなぁ。もっともどんどんなでしこが強くなっておりますからほっといてもそうなるとは思うけどねぇ。 マジに考えても、大和なでしこの伝統は日本古来より卑弥呼を皮切りに示されていますねぇ。れんだいこはそこに着目して、仕事としては角をはやささぬよう尻に敷かれぬよう心がけているだけなのよ。それさえ気をつければ世の中めでたしめでたしと思う。 そういう観点からすれば、タリバンの漏れ伝わる情報は反対のことばかししてるわな。砂漠の砂埃を避けるためにターバンさせるというのは分かるけど、男尊女卑で顔隠しさせるというのはどうも受け入れがたい。天地二分とたすけあいの理から大きく離れすぎているとも思う。 そのこととアメリカの報復攻撃是認とは全く別で、胡散臭いアメリカの正義に悪乗りしようなどとは夢考えません。念の為云っておかないとね。それにしても英国のブレア首相が中東問題で正義を云々するなぞはふざけすぎている。仮にテロル問題に限ってなぞといおうと、そういう云い方は史実が許さないと思うんだけど、ブレアをそうさせている背景は何なんだろうね、れんだいこには解せないなぁ。労働党党首がこんなところでボロだすと、英国流二大政党による議会政治なんていっても眉唾だなということが底割れしてしまう。 やっぱ日本では自民党と社会党が二大政党化して、これに中立系、市民系がいて、こんな時には国会が地盤割れするぐらいの対立の中で雌雄を決して貰いたいな。社会党さえしっかりしておれば、共産党は要らない。社会党内左派グループの圧力団体として機能し、大衆闘争をリードし続けるというのが左派の理想系だな。その左派グループ内に徳球系から新左翼各派系までいて、その中で鎬を削るなどというのが良いなァ。 今上がらなかった他の政党はみんな自民党系内極右から保守、諸宗教、社民、サヨ系圧力団体となればスッキリして良いのにね。 多党制は論議を深める為には少しも役立たないな。ましてや社会党の議席を食うようにしてサヨ政党が伸びてみても共倒れしか産まないな、与党を悦ばすだけだな、そういうことも分かってきた。エライ無駄なことしてきた五十年だった気もするな。とかいう視点も面白いと勝手に思い提供させていただきました。 |
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839 | 返信 | 『臭いものに蓋』の体質が抜けない外務省。 | れんだいこ | 2001/10/11 20:14 | ||
2001.10.11日のスポニチに「政界ヒソヒソ話」コラムに次のような記事があった。これをここに保存しておこうと思う。いつか役立つときがあるような気がするから。
「外務省の辞書には『懲りる』という字がないのだろうか。8日に行われた日中首脳会談で、両国首脳の発言内容の肝心な部分を、外務省がわざと隠していたことが発覚」とある。続いて、「外務省が隠蔽したのは、靖国神社参拝問題での江沢民国家主席の『日本の指導者が参拝するのは両国関係に重大な損害を与える』の発言と、小泉首相の『不戦の誓いと戦没者への哀悼の意を表すために参拝した』という参拝理由を説明したくだり」だと云う。 これが真相だとすると、両国のトップ会談のかなり重要な発言内容を、外務省の得手勝手な判断で、国民に知らせなかったということになる。実際には、中国のテレビが江沢民発言を放送し、小泉発言は小泉首相自身が9日の参院予算委の質疑で明らかにしたため、外務省の隠蔽工作が全く意味をなさなくなったと云う。 しかし、外務省のこの姿勢はどこまで病膏肓なのだろうか。「(自民党幹部も)一体何を考えているのか。外相との対立や不祥事で、あれだけ世間から叩かれたのにまるで反省していないじゃないか」と、外務省の特異体質にあきれ顔だ、と結んでいる。 れんだいこが思うのに、首脳会談の内容を必要以上に機密化させ、真紀子の場合には機密なこともリークさせるというこの外務省高官の意図というか性癖の由来はどこにあるのだろうね。最後にコケにされるのは外務省自身だというのに、バレナイ間はエラそうにする、今まではジャーナルが真紀子が悪い悪いと書いてくれたから良いようなものだけど、こういうことを通してでも見えてくるんだな。今回の場合は、国民の知る権利と役人の知らせる義務(そのようなものがあったとして)違反との二重過失で、アラブ的には鞭打ち15回の刑に相当すると睨む。 |
840 | 返信 | 「テロ対策支援法」について。 | れんだいこ | 2001/10/12 09:31 | ||
「テロ対策支援法」(略称)が立法化されようとしている。全与野党が目先を変える程度の工夫はするようであるがこの法案を可決しそうである。法治国家としては立法なければ行動できないからして法案作りが優先されるという理屈は分かる。
ところで、この法案に対してれんだいこが気にかかることは次のところである。法には厳密性が要求されており、「テロ対策支援法」と銘打つならば当然に『テロ』の定義とその定義に基づいて法の適用範囲を明確にさせておくことが要件である。そう云う意味で、このたびの新法がどのようにテロを定義づけているのかと見やると、驚くことにその規定が無い。 ということは、定義付けのないままの「テロ対策支援法」が立法化されようとしていることになる。どこが問題かというと、定義そのものがないのだから底無しの拡大解釈と恣意的な解釈が一人歩みし始めるという危険性があるということになり、これを防ぐ手立てを持たない生半可法であるというところである。有名なところで戦前の治安維持法の一人歩みがあるが、その治安維持法よりも更に法的な構成が欠けているというトンデモ法となっている。 しかし、国会論議では肝心なこの種の論議は為されなくて良いようだ。れんだいこが嫌になるのは、こうした戦争立法、軍事立法、治安立法に対する批判力が失せてしまっている社会に既に陥っているのに、その感覚さえ生まれていないのではないのかという状況に対してである。戦後の青年、学生運動は七十年頃までは常に鋭敏にこれを問題にしてきた。仮にその種の運動が不毛に結果したとしても、問いかけまで不要にはならないだろうに。アァ人々が賢くなり過ぎたのか、こったらことで良いのだろうか。 |
841 | 返信 | 隔世の感あり。 | れんだいこ | 2001/10/12 20:43 | ||
今日は辻元の国会質疑を聞いた。先の福島といい辻元といい生きが良い。そこでれんだいこは提案したい。70年代に社共共闘というのがあった。概ね共産党が攻勢的で社会党が逃げ回った形跡もある。なぜなら、共闘していく過程で共産党が社会党の支持層を食っていったからであった。結局は自滅したのにね。戦後からの流れを見る者には無惨この上ない史実がゴロンと横たわっている。裏駆け引きばかしやってきたツケが全身に回ったものとれんだいこは考えている。ところが、どこでどうレールを引き直したか辻元、福島らの女性グループの登場が新鮮だ。旧社会党の良き所を現代バージョンで復権していくかも知れない。そんな気がする。
そこで提案がある。再び今度は社民党の方から社共共闘をぶち上げて欲しい。逃げ回るのがどちらかをみて見たいから。何となく社民党よりも右傾化している共産党という構図がはっきりしてきているが、理性と道理ばかし説いて一体何が云いたいのだろう。学校で聞かされるような話をのべつくまなくいたるところで説いて廻って、云えば云うほど馬鹿にされるだろうに。 共産党は既に死んだ。各地での連戦連敗の選挙総括さえもはや出来ていない。僅か一つでも取り柄があればそれにすがってきた言い訳ももはやそれさえできない。それでも指導部にしがみついている。面白いから最後の最後まで醜態を晒させてみようと思っているのだろう、とことんイエスマンばかりが「大衆は遅れてる」などといまだに云っているのかも知れん。 それにしても、不破のオツムは国連がよほどお気に入りらしい。労働現場で紛争が起ると労働調停委員会に、学校の場合は教育委員会に持ち込む、等々と整理ができているんだろう。しかし三十年間党を指導してきてこの程度とはおめでたい御仁ではある。 |
842 | 返信 | 宗教者のペット理論性が露わになりつつある。 | れんだいこ | 2001/10/14 18:05 | ||
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ブッシュの好戦的な挙措動作を違和感無くマスコミが報じているが、それにしてもオカシイのは宗教者の運動が盛りあがっていないことだ。絶対平和精神に依拠する本来の立場からすれば、テロ糾弾、その報復戦反対、当然に日本の参戦反対というのが導き出されるのが自然な結論であろう。が、どうやらブッシュの聖戦を支持しているのかも知れない。アクションの弱さからそう察することができる。それならそれで、ブッシュの聖戦論こそ正しく、その世界ローラー作戦の挙句での安定秩序と平和を願っていることを公然声明すればよいのに。
こういう肝心な時に口を閉ざして、あるいはお茶を濁すようなことばかりして、ほとぼりが冷めた頃を見計らって、ヒューマニズム万歳を説いて聞かせてくれるから、れんだいこは基本的に宗教者を信用しない。あからさまに時の政権と主流派に唯々諾々であることを証しつつ、片方で道徳と倫理と理性と人道を説いてくれる。昔から、こういう輩に対して偽善家と言い表してきたのではないのか。 ブッシュの聖戦論がオカシイのかおかしくないのかは議論の余地が大いにある。だから宗教者がブッシュの聖戦論を支持したって何らオカシクはない。オカシイのは、体制秩序に唯々諾々の御用精神で黙して語らず、他方で相変わらず我々に愛だとか慈悲を説き聞かそうとする厚顔さである。連中の精神がペット根性しておるとするなら、そんな者の云うこと間に受けたらこちらもペットにされてしまう。最近ペットがやたら増えてきたと思ったら、何の事は無い、人間がいち早くペットにされてしまってるから、ペット人間が順送りで小動物のペット化を為しているのだろう。そんな風に考えられないこともないやなぁ。 |
845 | 返信 | 中東和平問題に取組むことこそ世界の責務であることがますますはっきりしつつある。 | れんだいこ | 2001/10/15 09:32 | ||
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たんそ菌騒動も胡散臭い。ラディン・テロの一環なのか、はたまた得体の知れない機関による策動なのか、まさかブッシュ政権側がテロ懲罰の世論形成づくりで捏造しているとは思わないが、分からない。いろんな観点から関心を持って見つめて行く必要があるだろう。
ブッシュ連合軍によるアフガン攻撃も小康状態に入ったようだ。地上軍の投入はもう少し先のことになりそうだ。恐らく、米英軍を主力とする新連合国軍の聖戦はうまく行かないだろう。なぜなら国民世論が長期の戦争を許さないだろうから。先進国の豊かさが豊かさ故に戦争に対するリアクションを生み出すだろうから。 考えてみれば、一部の産軍複合体の利権の為に翻弄され続けるほど世界の人民は愚かではないだろう。軍事産業に対するに平和産業に従事する者あるいは企業あるいは資本もかなりの基盤を作っており、いずれどちらが売国奴なのかをめぐって世論が衝突し始めるだろう。 冷戦後の社会の大きな特徴としてマスコミの発達がある。マスコミは時の政府、政権寄りの報道を傾向とするも、決してそのプロパガンダ機関では無い。視聴率がそれを許さない。プロパガンダ放送は上手にやればやるほどそのウソが崩れた時にもろい。いずれそういう世論の流れがやってくるだろう。 世界の反米集会の様子が伝わってくるに連れて、米国内での反戦運動が高まるに連れて、ブッシュ政権への支持は急速に失われて行くだろう。それでも戦争に向かおうとするブッシュの好戦的性格が剥き出しにされていき、やがて石持て追われることになるだろう。 既に、対タリバン報復戦争は厭戦気分を生み出しつつある。れんだいこはそれで良いと思う。戦争で得する者は所詮一握りの者たちでしかないのだから。小泉があらぬ方向ではしゃいだ軽さが見えてくるだろう。自民党内タカ派の正体がアメリカのペット化促進派に過ぎないというええ加減さが見えてくるだろう。 さて、そうなってから、その次に世界がせねばならぬことが見えてくる。中東和平である。ここを世界史的に解決せねばならない。既にイスラエルは小戦争で勝てば勝つほど泥沼に入っており、解決能力を持っていない。アラブの怨念には凄まじいものがあると思うが、何とか叡智を寄せ集め解決しないといけない。日本はその貴重な音頭取り国足り得ると思う。もっともそういう政治に向かう向かわない向かえないは自由ではあろうが。 |
848 | 返信 | 新しい時代造りへ向かおうか。 | れんだいこ | 2001/10/18 22:32 | ||
国会内に左翼がいない。多少社民党の女性グループが気炎をはいたがまだるっこい。60年安保闘争の頃既に左翼崩壊の予兆があったが、それでも社会党議員団は右往左往しながらも大衆の怒りの声を汲み上げようとしていた。そういう史実が残っている。共産党はそれ以上左派的であったと思われるであろうが、実際にはそうではない。調べてみれば分かるが、宮顕−袴田−野坂ラインで何とかして大衆運動の熱気を抑えようとしてあらぬ指導ばかりしていたということが分かる。この時既に『前衛神話』が虚構であることが満天下に知らしめられていた。
しかし、カメレオンのように衣装替えしながら対応してきたので、れんだいこも含めて田舎者はそうは認識しなかった。見よ、戦前の不屈の戦いをと云われれば素直にそれを信じてきた。しかし、あれから四十余年今日では定向進化を遂げて共産党中央の滅茶苦茶な対応が平然と為され、それが目の当りに分かる時代に入った。れんだいこは却って正体が分かりやすくなってよいと思う。こんなくだらない党を信じ、あるいは好意をもって取り巻いてきたアホラシサが確認できるようになって好都合だ。 そこで思う。とにかく議会に新種系統の左派軍団を送り込んで論戦させねばならない。議会をその種のものとして利用することに素直になるべきだろう。下手な理屈を弄んではいけない。内でも外でもどっちもやれば良いのさ。このたびの軍事立法のお手盛り採決は馬鹿らしさ過ぎよう。野中と古賀が退席したという。それは拍手ものだ。与党自民党の中にこそ骨がある者がいるということの証明だろう。 現下のマスコミ論調ではこの現象は説明できない。れんだいこにはすぐ分かる。野中も一応は角栄政治の薫陶を受けた連中のはしくれであり、それはハト派の系譜に属する。このハト派は民活第一で戦後をリードしてきた。飯が食えるのが先だろうというまことにもっともな理屈を大事にしてきた党派である。岸−佐藤−福田系譜の小泉流の経済無策、産軍複合路線推進と肌が合うわけは無い。 さぁてそうなるとだ。政界再編成で、ハト派とタカ派が真っ二つで抗争すべき時がきているということではなかろうか。機が熟してきた、そんな気がする。それにしても、民主党といい自由党といい若手はかなりタカ派の連中で占められているという状況も見えてきた。マスコミ主流もこのラインを美名で擁護していることも見えてきた。 こんな馬鹿馬鹿しい流れと手合いを一蹴一掃する妙案はないものだろうか。日本の国是を経済第一、平和と国際協調の旗振り役としての軌道に敷き代えねばならない。そういう下敷きで獅子奮迅するような活性社会へ改造せねばならない。どうやったら可能なんだろう。いろいろ考えても埒があかないが、やっぱ持ち場持ち場からの少しの勇気を出し合わねばならないということかな。云える事は、戦前もこうやって破滅の道へ向かったのだろうと云うことだ。 何が破滅かというと、経済が分からない、分かろうとしない軍事屋が闊歩する時代になるとあれをしてはいけないこれも駄目という統制論理がまかり通るようになり、それで次第に世の中がギスギスし始め、そうなると経済が失速し、最後には戦争もっとやれぇそれっきゃないという路線へ向かうようになり、それが滅びの道だと云うことだ。テロ対策も居留民保護も内容的には同じことだろう。その転回点をこうも易々とやるようでは世も末の始まりだろう。 |
849 | 返信 | 赤旗論調の腐敗の極を問う。 | れんだいこ | 2001/10/22 19:02 | ||
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2001.10.22日のしんぶん赤旗の「テロ集団をどう追いつめる 国連の下、国際社会の団結の力で」を論評する。この題字からして、かって戦前の治安特高が、「アカ集団をどう追いつめる 大御心の下、一億一心の団結の力で」を標榜していたスタイルと同根の精神であることが分かる。
現下の党中央の論理様式はこういうところに思わず顕われるが、かってマルクスが為したような社会事象への根本原因の解明と革命策の提言などとは正反対の側にシフトしており、取り締まり論法を得手として振り回していることが分かる。れんだいこは既に何度も指摘しているが、この連中が左翼の風上におけるような代物ではないということを一刻も早く大衆的に確認する必要があるだろう。 その内容を見るに極反動である。不破議長と志位委員長の連名書簡「一部の国による軍事攻撃と戦争拡大の道から、国連を中心にした制裁と“裁き”の道へのきりかえを提案する」がよほどお気に入りのようで自画自賛しているが、「米国で起きた同時テロは人類社会にとって許すことのできない凶悪な犯罪です。それだけに、この解決には人類全体による英知と努力での対処が求められています」という割には、中近東・パレスチナで同時進行形のアラブとイスラエルの凄惨愁眉な五十年抗争には反応を示さない。 続けて赤旗は云う。「ウサマ・ビンラディンの率いるアルカイダは五十カ国以上に組織的ネットワークがあるといわれています。だからこそ、すべての国が足並みをそろえてテロ集団に断固たる措置をとって、彼らの逃げ場がなくなる状況をつくらなくてはなりません」。 これは奇怪な構図ではなかろうか。今日びの「科学的」社会主義の自認者とは、事象の根本原因の解明と対策に向かわずに、表面現象に対症療法を凝らすのを好むようだ。だがしかし、その論は、お茶の間系ゴキブリ対処法コマーシャル「元から断たなきゃダメ」に一喝されるや、ひれ伏さざるを得ないだろう。 驚いたことに赤旗論調に従えば、米英の報復戦争が良くないのは、それが下策だからという理由のように読める。「イスラム社会の反発を招き、国際社会を分断させ、テロ集団を利する。そして新たなテロと暴力を生む悪循環の道に国際社会を導いてしまう」かららしい。小泉首相がなぜ批判されるべきなのかは、そういう下策を全面的に支援するという同じ下策であるからという理由である、と云う風に読める。 赤旗は云う。「一刻も早く、報復戦争をやめさせ、一部の大国主導でない各国が団結した国連中心の制裁と裁きの道に踏み出すべき」である。権限をもって行動できるのは国連しかない以上、この国連を使って成敗するというのが上策だということになるようである。不破−志位には、理論上はどうやら国連が鬼に金棒的な機関であるらしく、現在の国連はなまるっこいと云う。過去の事件と国連の関係で言えば、国連の権限を強化し、事前策としての予防検束にまで及ぶべし論に後一歩のところまで煽っている。 当然、「今必要なのは、なによりも国連としてビンラディンの容疑を確認し、身柄引き渡しを要求することです」ということになる。では、ビンラディンが自首してこなかったらどうなるのか。それには次のように答える。国連憲章には非軍事的措置と軍事的措置をとることができる定められており、軍事的措置は、国連の監督下におかれ、武力行使発動の具体的手続きが守られるならば、国際社会の共同行動として是認されるという。 実際には、ここで論の展開が打ち切られており、その国連軍がどうやってビンラディンを捕捉するのかについてはノーコメントである。不破らしく話を急転直下ずらしてオチへと導く。「一部の国が勝手に行動することは容認していません」、「今回の米英の軍事力行使は、安保理で認めておらず、“復仇(ふっきゅう)”を禁じた国連総会宣言(一九七〇年)にも反する報復戦争です」と云い、とにかくブッシュ−小泉政府のやることには反対だと云う。 普通に読めば、論理が支離滅裂というか、ズバリ権力擁護理論でしかないということが分かる。実際、赤旗論調に拠れば、安保理で決議された国連軍戦争なら追認する以外に無いことになるではないか。そういう場合には、安保理での認められ方に難癖つけてやはり本質是認、ポーズ批判で糊塗しようとするのだろうか。 しかし、この論調を分析してみて、党指導部の脳軟化が一層腐敗局面に達しつつあることが分かる。しかし、当人も取り巻きもどこまで恥を晒しつづける気なのだろう。かなり屈折しているが、党内の総意は恐らく恨み骨髄の気持ちを晴らそうとしてだろう、当分放置し続ける作戦モードに入っているようでは有る。 |