46191 | れんだいこ提言(1) |
656 | 返信 | このたびのテロについて | choro9 | 2001/09/12 06:43 | ||
このたびのアメリカでのテロ事件について、神秘学の立場から述べてみたいとおもいます。
一般的な見解では、イスラム過激派の狂気じみた犯罪行為として糾弾され、(日本の)市民はこのたびばかりは、いっせいにマスコミと一体化して、興奮しながらアメリカの敵を非難するでしょう。日本は、おそらく実害はないとおもわれるにつれ、心配するふりをして、おもしろがることでしょう。 さて、このたびのイスラム過激派の実力行為は、アメリカの巨大な力にたいする、ささやかな力の行使とみれそうです。アメリカの悪は大きすぎるのでアメリカの、各地で行使してきた殺戮行為についてはこの際なかったことにして、イスラムのハイジャックとビル破壊の悪にのみ、市民は論及するでしょう。 見通しとしては、アメリカの経済の停滞を加速しそうです。世界戦争へ向かうことはないでしょうが、自由民主主義とよばれた市場経済は本格的に崩壊しはじめる、とぼくはかんがえています。 市民の生活の多くは守るべき、あるいは持続すべきいいものがあって、それもまた崩壊させることなく、巨悪の国々によって統治されないよりよい世界共同体が、そののちに生まれ出ることが、やっと期待できる風潮がみてえてくるかもしれません。 アメリカはかくのごとく、滅びなければならなかった・・・・ということのはじまりとして、この事件をぼくはみました。 |
657 | 返信 | 目には目をの無限連鎖にれんだいこ泣く。 | れんだいこ | 2001/09/12 10:20 | ||
歴史には計算外の意表を突かれた出来事から新しい舞台が幕開けすることがあり、choro9さんの見方は一つの見識かも知れない。れんだいこが今思うことは、このやられたらやり返す無限連鎖の環を断ち切る文明的な手法で解決する手段がないのかということです。そう云う意味で、ブッシュ・アメリカの能力が問われていることになりますが、冷静に対処できないのが普通です。れんだいことしては、大いなる関心でアメリカのらしさを見守りたいと思っています。先ほどブッシュさんは冷静沈着な短いメッセージを表明していました。この冷静さが冷静なる故なのか固い報復決意に基づくものなのかは分かりません。云えることは、アメリカらしさの真骨頂がこれから見えるだろうと予見できるということです。
嗚呼、この悲劇に小泉ー真紀子が後世の評価に耐え得る何らかの動きを為し得るだろうか。本当の意味での政治能力の真価が問われていると思います。従来の流れに即し何もしないのが無難で、下手なことするよりは賢明だとは思うけど、やる気になれば日本のみがキャスチング・ボートを握っているようにも見える。しかしそれを望むのは無理と言うものか。 ここまで書いた時に、これから小泉首相の会見が始まるというテレビニュースが伝えています。恐らくわが国での危機管理の在り方に論議が進められるものと思います。と書いたとき始まりました。何やら官僚の作文を読み上げたようです。ソツの無いいかにも当たり前のことを当たり前に纏めていました、嗚呼。 |
658 | 返信 | これからの半年間 | choro9 | 2001/09/13 10:16 | ||
死者へのいたみ、とか、「史上最悪」の出来事とか、今回の事件でもまた氾濫するのでしょう。
それはそれで、まちがてはいない(というか、そのとおり)なのでしょうが、 あ、その前に言っておくと、報道のありかたとして、不幸な出来事にたいしては「史上最高」とか「史上最大」いう表現は不適格らしいです。 平穏な日常生活のなかでは、それこそ「死」にいたらしめるくらいの限りない謀略にあけくれる善良な市民って、なんでこんなときばっかりは、突然「無実の市民」になってしまうのかな。 イスラムは「世界」を敵にまわしたみたく言われるのだろうけど、イスラム世界って、けっこうな人口だとおもうんだけどな。 イスラム諸国やイスラームの教えにたいしては、たとえると「ふじやまジャパン」とか「ちょんまげさむらい」あるいは「はらきり」とかの次元でしか、日本では認識されてないだろうから、 また、あるいは「オウム真理教」をみて、日本人はきちがいの国だ、と認識する場合もあるでしょう、 今世紀中♪は、真相が理解されなさそうだ。 日本が好況であったなら、退屈しのぎに、ビール片手に「うむむ、それにしてもやつらはきちがいやなあ」とか評論してればいいのでしょうが、先の見えない経済状態であるにつけ、今回の事件、少し前なら選挙、あるいは教科書問題、靖国問題、とかなり真面目な議論が期待できそうな様相です。 |
659 | 返信 | 日本の音頭で国際平和会議を。 | れんだいこ | 2001/09/13 11:59 | ||
このたびの同時多発テロをアラブの怨念が生んだと見なすのは早計かも知れないが、歴史の流れから見ればそう観るのが自然だ。ブッシュはアメリカの威信にかけて関係者を捜しだし、相応の責任を取らすだろう。それにしても、犯人のみならず匿った者も右同罪というようなことを云っていたが、露骨なパワーポリティクス論の表明である。平時には隠れているこの種の論は戦時になるといとも容易く顔を出してくる。南京事件での日本軍の敵兵掃蕩もこの論でやられたに違いない。いわゆる便衣兵狩りが為され、大量虐殺されたとも厳選処理されたとも云われている。ブッシュ政権とアメリカ国民がどう舵取りしていくのか見守りたいと思う。
しかし、事の成り行きによっては、このたびの自爆テロは更に次のテロへの誘引を産んでいくだろう。なぜなら、規制が加わればその網の目を潜り抜けるための知恵を出すのが勢いだから。21世紀の文明社会に凡そ似つかわしくない「ハムラビ法典」の世界が横行していくことになるのだろうか。れんだいこが察するに、パレスチナ問題はどちらかが倒すところまで行かない限り解決しないように思われる。しかし、アラブの民といっても膨大な人口であり、ジェノサイドなど到底不可能のように思える。かといって小戦争の多発と強権的手法による抑圧は却ってこじらせるだけだろう。 こんなことなら、イスラエル建国の当初に戻って向こう百年間にわたる天文学的金額での領土買取りを申し伝え和解的に祖国創造をすべきであったと思われるが、今や繰り言にしかならない。あの時代には米英仏の同意さえあればパレスチナ浸入は許されたのであろうし、そういう帝国主義による植民地政策が通用したご時世であったのだろうから。しかし、打ったてを大きく間違った感が否めない。留意すべきは、「百年間にわたる天文学的金額での領土買取り」以上の金額を今なお出費し続け、今後もそうであろうし、かといって何ら解決し得ないという泥沼に入り込んでいるという現実だろう。 こう考えると、日本がある意味で世界史的貢献を為し得る奇特な立場にいることが見えてくる。戦後憲法は、第二次世界大戦時の厭戦気分を見事に昇華させた「不戦の誓い」と国際協調路線による平和外交精神を高らかに謳いあげている。この精神は、若きニューディラー達の頭脳に宿っていたものであり、本国の規定よりも一歩も二歩も進めた日本と世界のあるべき姿像の先取りであった。 この精神がまがりなりにも維持されたお陰で、敗戦後の日本は諸外国から恨みを買うことも無く今日まで経過してきている。その賜物は、若きニューディラー達の頭脳に宿っていた精神に拠るのではなかろうか。それを思えば、今こそ日本が恩返しに向かわねばならない。あの規定のお陰で軍事国家とならずに経済優先による諸国協調の道を歩むことができた。今日不況が叫ばれているが、軍需産業がクモの巣のようにはびこっていない分、再建政策を立てやすいように思われる。それでも混迷しているのが臭いものに蓋式を得意とする我等が政策当局者どもの能力ではあるが。 さて、結論を記す。小泉内閣は、世界に向けて和平の音頭を取ってみたらどうだろう。「米百俵」訓話のようなものを持つ京都か広島・長崎か鎌倉か北海道かしかるべき場所に世界の頭脳を招き寄せ、パレスチナのみならず戦争の根絶を目指す具体的手法を論議し、提言を作成し、今後の日本外交の指針にさせてみたらどうだろう。軍需産業は宇宙事業や環境保全事業へランディングさせ、これだけの豊かな生産力時代に相応しい国際関係創りに邁進すべきではなかろうか。こうした流れを生まぬまま、あまりにも不幸な現実に背を向けたまま、小平和主義を説いて得心できる者は幸いであるが、パワーポリティクスに抗すべきものが無かろう。(思いつくまま) |
661 | 返信 | 団塊の旗手なるか | choro9 | 2001/09/14 20:35 | ||
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クーデターは必ず失敗におわるといいますが、なぜ失敗におわるかというと、失敗したからクーデターと呼ばれる、という笑い話があります。テロリズムとは、ひとつの確固とした体制にたいする攻撃である、と仮に定義するなら、テロは体制にとっての一時的な反逆にすぎないことになってしまいます。もし、この「同時多発テロ」が長引くようなことになり、あるいは体制が崩壊するようになったとしたら、それは「テロ」でなく「革命」になってしまいます。おそらく、イスラム原理主義側からすると、アメリカを頂点とするカジノ商業主義(投機が博打だという意味でカジノとよびました♪)は、人間性を蝕む悪魔的な仕組みととらえているはずなので、アメリカがイスラムを悪魔とよぶように、彼らもまた悪魔と呼び返します。
ぼくは学生時代を全共闘の時代がすぎたあとにすごしたので、かれらの「革命思想」とはほんとうに「革命」だったのか、それともたんなる熱にうかされた「馬鹿騒ぎ」だったのか、よくわかりません。なんとなく連想するのが、戦後の繁栄に急激に人口を増やした、いわゆる「団塊の世代」というマスが、あまりの息苦しさのために、人口を淘汰しようと衝動したのでは、と疑っています。 れんだいこ氏の苦悩は、そこらあたりの明快な解答さがしに端を発していて、れん氏のカタルシスが達成されたとしたら、その答えこそ、悩める「団塊」への花束なのだろう、とぼくは勝手におもっているのです(ピントはずれだったら、ごめんなさい♪) |
662 | 返信 | おぅおぅちょろさん有難うね。 | れんだいこ | 2001/09/15 03:07 | ||
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「れんだいこ氏の苦悩は、そこらあたりの明快な解答さがしに端を発していて、れん氏のカタルシスが達成されたとしたら、その答えこそ、悩める『団塊』への花束なのだろう、とぼくは勝手におもっているのです」とは、かなりお褒めだなぁ。
うん、そんな面もあるが、少し訂正すると、『団塊』には違いないが(もっとも、『団塊』は何年までのことをいうのかなぁ、確か24年生まれまでとするとその直後だからねぇ)、私もまたポスト『全共闘時代』という感覚でいます。70年に入学した時には、余韻として70年闘争はあったが、実質的には終わっていたと云う気がしています。それが人の運命だから悔いも何もありませんが、関わりようは変わっていたとは思いますね。 れんだいこが今考えているのは、あの時代は恐らく二度と訪れることのないかなり質の高い青年運動として且つそれがマスパワーとして発揮された稀有な時代だっただろうと思うことです。それを潰した連中が日本を悪くさせている元凶だと認識しています。ここを切開してみたいと言うのが執念になっています。恐らく、このれんだいこ的観点と反対の受け止め方が現代思潮の主流だろうと思います。それを、れんだいこは不幸事象として受け止めています。この虚構を撃つことは現下の時代の変革と直通していると思っています。 サヨもウヨも当局も虚構派によって占められています。こんな連中に日本を任していたら日本がどんどん溶解していく。それに堪えられないから、真性イデオロギッシュな左右両派を生み出していくために貢献したいと思っています。言論が活発になり、一人一人の頭脳が啓蒙されない限り資源のない日本民族は生きていけないと思うからです。 この観点からは、言論統制派こそ最悪であり、まず最初の打倒対象でなければならないということが見えてきます。加えて優しき言葉でそれを促す者こそ始末に困る連中であるということも見えてまいります。なぜなら、反面教師からは学ぶことは出来ても、ぬるま湯に浸らせる身内は我々をスポイルさせてしまうからです。昔から、良薬は口に苦しと云う。今は糖衣錠全盛時代です。それを知って錠剤飲むのと知らずに飲むのは大違いと考えています。経済のバブルは終わったがココロのバブルは未だ沁みこんでいると考えています。てなことをなぜだか云ってみたくなりました。 |
この当事者論理にたじろげ、御用精神にたじろげ。 投稿者:れんだいこ ( 09/22 13:46:06 ) 無沙汰しておりましたが、久しぶりに一文投稿させていただきます。 |
社会主義者は、アメリカアフガン侵略戦争に反対せよ 投稿者:トロツキストとしての、見解 ( 09/24 12:09:57 ) 93・98年から、すでに、ワールドトレーディングセンターは、テロにあっている。こうした背景に、中東問題が、冷戦終結後、アメリカ対中東抵抗運動に移行していることを示している。 |
Re:社会主義者は、アメリカアフガン侵略戦争に反対せよ 投稿者:れんだいこ ( 09/24 22:41:22 ) 「トロツキストとしての、見解 」様、なるほどと思いながら読ませていただきました。いずれにせよ、バレスチナ問題、中東問題、アラブ問題に世界の矛盾が集約集中しつつあることは確かだと思います。第三次世界大戦に突入していくという長期戦になるのかどうかまでは判断がつきませんが、第二次世界大戦以来次から次へと敵国をなぎ倒していったアメリカが、ベトナムでの躓きを唯一例外にして戦争誘発国家であることは何となく分かります。 |
Re:社会主義者は、アメリカアフガン侵略戦争に反対せよ 投稿者:れんだいこ ( 10/03 08:10:15 ) まっぺんさん、ちわぁです。今日は早く目がさめてひと通り掲示板を散歩しています。間接的では有りますが私にレスされている面もありますので横レスしときます。 |
このアメリカの拙速ぶりをどう観るか。 投稿者:れんだいこ <HOME> ( 10/05 20:23:55 ) しかしアメリカのこの根回しの周到さというか、他の理由でか分かりませんが、感情だけでは動きませんねぇ。さすがにアメリカだと感心させられています。れんだいこは、アメリカは本当はアフガンに行きたくない、得るものが何もないことに気づきつつあると見ています。しかしプライドが許さない、どうすべきか思慮しているのではないかと。この見方違いますかねぇ。 |
Re:事態の推移に対応して 投稿者:れんだいこ <HOME> ( 10/07 19:17:20 ) トロツキストとしてさん、ちわぁ。少しコメントをば。 |
Re:破局した日本財政から戦争の道へ 投稿者:れんだいこ <HOME> ( 10/11 19:10:56 ) レーニン主義者さん、ちわぁです。さつそく11月号の『世界』を買ってみようと思います。戦後の国債発行の歴史なんかも知りたいですね。現在の危機がどういう状況なのか、誰も見たくないので見ようとしていない、いくら見なくたって現実は無慈悲にやってくるとか思います。 |
Re:破局した日本財政から戦争の道へ 投稿者:れんだいこ <HOME> ( 10/12 23:07:37 ) レーニン主義者さん、ちわぁです。少し泡盛入れたから手短にいきます。 |