4613 オサマ・ビン・ラーディンについて

そもそもオサマ・ビン・ラーディン(Usama bin-Laden )とは何者なのか。



USAMA BIN LADEN

from FBI Ten Most Wanted Fugitive


 1957年(昭和32年)サウジアラビア生まれ。父ハンマド・ビン・ラーディンはサウジ最大のゼネコンのオーナーであり世界有数の資産家として有名。オサマ・ビン・ラーディンは1980年代初頭のアフガニスタン戦争にアラブ義勇兵(アフガーニー)として参加、数々の武勲をたてて英雄となった。その後、1990年の湾岸戦争で米国に対して批判活動を展開。スーダンからアフガニスタンに亡命した。1998年にはエジプトの過激組織『ジハード(聖戦)団』とともに『世界イスラム戦線』を結成。「アメリカ人とその同盟者は、軍人、 民間人を問わず殺害するのがイスラム教徒の宗教的義務」というイスラム法決断(ファトウ)を公表した。

 直後(1998年8月7日)に起きたナイロビ(ケニア)とダルエスサラーム(タンザニア)の米大使館爆破テロ(224人が死亡)の首謀者とされるが確証はない。米政府はビン・ラーディンを首謀者と認定して潜伏先のアフガニスタンを巡行ミサイルで攻撃する一方、彼に500万ドル(6億円)の懸賞金を懸けている。

 こうして見ると、オサマ・ビン・ラーディンが全米テロ事件の真犯人である可能性はきわめて高い。間違いなく彼が主導した戦いであると断言できそうな気がする。

 すでに全世界のマスコミはオサマ・ビン・ラーディン首謀説を流し始めている。

 だが、単純に彼の仕業だと考えて良いものだろうか。

 1979年に当時のソ連軍がアフガニスタンに侵攻。米国を初め世界の自由主義国家はこれに猛反発した。そうしたなか、ソ連軍と戦う義勇兵が、数万人の規模でアラブ・イスラム諸国から集められた。こうした義勇兵のなかにオサマ・ビン・ラーディンも参加していたのである。

 彼ら義勇兵の募集、輸送から食糧援助、あるいは軍事訓練を行ったのは、サウジアラビアと米CIAだった。やがて義勇軍の英雄ビン・ラーディンはタリバーンを組織するが、この組織もまた全面 的に米CIAの援助によって成立していたのだ。

 1989年、ついにソ連軍が撤退し、イスラム原理主義過激派が国際共産主義に勝利するという歴史的な日がやってきた。この結果 、アフガニスタンはイスラム原理主義過激派の聖地となり、ビン・ラーディンとタリバーンは英雄の代表となったのである。

 タリバーンはイスラム原理主義過激派とされる。だが、実は「イスラム原理主義」などそもそも歴史的に存在しない。アッラーを唯一の神とするこの宗教は、初めから原理主義であり、改めて原理主義などと断って新勢力を構築する必要などない。では、なぜタリバーンが生まれたかというと、イスラム勢力分断のために、パキスタンを下地として米CIAが関与して作られたものである。従って現在もCIA要員がスパイとしてタリバンの深奥部に入り込んでいる。

 本紙でも以前に記した通り、日本に限らず全世界共通の話なのだが、左翼であろうと過激派であろうと右翼であろうと、必ずスパイというものが入り込む。スパイは組織誕生のその時に既に入り込んでいるものだ。そして、ここが肝心なところだが、あらゆる組織に入り込んだスパイは、その組織で最も過激なメンバーとなる可能性が高い。つまり、疑われる恐怖が自らを最強のメンバーにしてしまうのだ。

 タリバーンには現在も、当然のことながらCIAのスパイが入り込んでいる。そのスパイは、タリバーン最強の原理主義者になっている可能性が高い。そして彼の下に、CIAから工作指令が届いたとしたら……。
 さて、それではタリバーンを使嗾した者は何者なのか? CIAが既にモサド(イスラエル諜報機関)の下部組織になっていることは本誌で何度も解説している。タリバーンの動きの背後に、世界中の過激テロ組織を背後から操る勢力の姿が朧気ながら浮かんでくる。それは一般 に「サンパウロ・フォーラム」と呼ばれ、南米ブラジル・サンパウロに一時拠点を置いたとされる、世界中の過激組織同士の連絡会だ。ペルーのトゥパク・アマル、コロンビアのFARCはもちろん、日本赤軍の一部(坂東国男等)もこのサンパウロ・フォーラムのメンバーだとされる。タリバーンもまた、サンパウロ・フォーラムの一員である。



『亜空間通信抜粋』抜粋文書館(木村愛二文庫)

2001.11.14:96号

送信日時 :2001年 11月 14日 水曜日 11:10 AM

題名 :【最重要基本文献:9.11.無関係・米国二重"政府"を問う事件後初ラディン声明全訳】

 転送、転載、引用、大歓迎! 以下、本日も昨日の韋駄天掲示板に出現した最重要かつ基本的な情報を転載する。

ビン・ラディンの声明文(9/28)全訳

[ ★阿修羅♪ 戦争・国際情勢4 ]

投稿者 ドメル将軍

日時 2001 年 11 月 13 日 21:19:50:

空耳に原文のまま投稿したラディン氏の事件後初の声明文の全訳です。例のオカーズ 紙の記事と併せて読むと面白いかと・・

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アル・カイーダ・グループは、9月11日の攻撃と無関係

パキスタンの紙Ummatとのインタビューでのオサマ・ビン・ラディン氏によれば、アル・カイーダ・グループは、アメリカ合衆国への9月11日の攻撃と関係がなかった。

オサマ・ビン・ラディン氏はユダヤ人または米国のシークレットサービスが攻撃の背 後にあったことを示唆し、感謝とパキスタンに対する支持を表明し続けた。そして、 西側に対する聖戦に参加するようパキスタンの人々に強く訴えた。

以下は“特別寄稿”によるインタビューのテキストである。

9月28日のパキスタンの 新聞Ummat紙に掲載された。

インタビューの場所と日付は不明。

最初のパラグラフは、Ummatの導入である。

カブール: 著名なアラブのムジャヒディン(聖戦士):オサマ・ビン・ラディン氏は 『 ワシントンとニューヨークに対する攻撃に彼と彼のアル・カイーダグループは何 の関係もない』と話した。

彼は、『米国政府は米国内でアタッカーを発見しなければ ならない』と語った。

デイリー・Ummat紙との独占インタビューにおいて、彼は『アメリカのシステムの一部でありながらアメリカに背いて他のシステムの為に働く人々がこれらの攻撃を起こし得た』と語った。

『または、これは今世紀をイスラム教とキリスト教の対立の1世紀にしたい人々の行 為でもありえた。』とオサマは語った。

『または、ユダヤ系アメリカ人(その人達はフロリダの選挙以来こずっとブッシュ大 統領に反対している)は、この行為の立案者であるかもしれない。米情報部の関与の可能性も大である。情報部は毎年何億ドルもの資金を必要とする。』彼は『アメリカ 合衆国には政府内の政府がある』と話した。

『秘密機関は、誰が攻撃の背後にいるかについて尋ねられなければならない。』と彼が語った。オサマは、アフガニスタン攻撃を支持することは『イスラムのいくつかの 国には必要であり、他の諸国にとっては強制である』と語った。

しかし、彼は『誤った軍隊の前に砦を建設したパキスタンの勇敢な人々に感謝した。』と話した。彼はイスラム世界がパキスタンに大きな期待を寄せていると付け加えた。そして必要な時には『我々はこの砦を命を犠牲にしても守る』と。

以下はインタビューの完全な詳細である:

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Ummat: あなたは、ニューヨークとワシントンの攻撃に関与したと訴えられている。 あなたはこれについて何か言いたいことがありますか? あなたが関係ないとすれば、誰でしょうか?

オサマ:最も情け深く、最も哀れみ深いアラーの名において。アラーに賞賛を捧げる。(アラーは)全宇宙の創造者にして、全ての人間の為に地球を平和の住まいとして創られた。アラーはサステナー(支え主)である。そして、その人は我々を導く為に預言者ムハンマドを遣わされた。 私はUmmat Groupに感謝する。

(Ummatの)刊行物により私は、私の見解を人々(悪魔の嘘を信じることを拒否したパキスタンの特に勇敢なMomin 『本物のイスラム教徒』の人々)へ伝える機会を得た。 私は、アメリカ合衆国での9月11日の攻撃に関与していないと既に話した。イスラム 教徒として私は嘘をつくことを避ける為に最善を尽くす。私にはこれらの攻撃につい ての知識がなかったし、私は無実の女性達や子供達と他の人々の殺害を評価可能な行 動として考慮しない。

イスラム教は、無実の女性達、子供達と他の人々を害することを厳しく禁ずる。 そのような行為は戦いの間にも禁じられている。 アメリカ合衆国は、女性達と子供達と他の信仰(特にイスラムの信徒)をもつ一般の 人々に対しあらゆる虐待を行っている。 この11ヵ月間パレスチナで続いている事の全ては、アメリカ合衆国とイスラエルの上 に神の激怒を呼ぶのに十分である。

これらの所業の物言わぬ目撃者となったイスラムの国々にもまた警告がある。 以前、イラク、チェチェン、ボスニアで無実の人々に何がなされたか? 唯一の結論は、合衆国と西側の無関心から導き出される。テロと反イスラム勢力であ り反イスラムの戦力を支援するアメリカに支援された暴君の行動にたいする無関心。 イスラム諸国とのその友情は虚偽というより、寧ろ見世物である。

これらの国を唆すか、脅迫することによって、アメリカ合衆国は彼らにその選んだ方 の芝居をすることを強制している。 見回してごらんなさい。そうするとあなたはアメリカ合衆国の奴隷が『イスラム教徒 の』支配者か敵であることが分かります。 米国には友人がいないし、持ちたくない。友情の前提条件は友人のレベルに行くか、 自身と同等と考えることだからです。

アメリカは、アメリカと同等なものなど見たくないのです。アメリカは他者に隷属を 期待するのです。したがって、他の国々はその奴隷か従属者なのです。 しかし、我々のケースは異なる。我々は全能の神のみへ隷属を誓った。その誓約の後 には他の如何なる者への隷属も不可能である。 もし、我々がそれをするならば、それは我々のサステナーと彼の仲間の存在を無視することになる。

彼らの自由を支持する世界の大部分の国は宗教国家である。それはア メリカ合衆国の敵である。あるいは、後者は彼らをその敵と思う。 あるいは、中国、イラン、リビア、キューバ、シリアと旧ロシアといった、隷属を受 け入れない国々。9月11日の行為を行った人は誰であろうと、アメリカの人々の友人 ではない。私は既に、『我々はアメリカのシステムに対抗するが、アメリカの民衆に は対抗しない』と話した。

ところが実際には一般のアメリカの民衆が死んだ。 私の情報によれば、犠牲者数は米国政府が発表したものより遥かに多い。しかし、ブッシュ政権はパニックの拡大を望まない。アメリカ合衆国は、それ自体の中(合衆国内)でこれらの攻撃の犯人を追跡しようとしなければならない;

米国システムの一部であるが、それに対して異議を唱えている人々。または他の幾つ かのシステムのために働いている人々;今世紀をイスラム教とキリスト教の対立の1 世紀として作り上げたいと望む人々、そうすることにより彼らの文明・民族・国・イ デオロギーを存続しえた人々。彼らはどんなものでもありえる。

ロシアからイスラエルへ来たもの、そして、インドからセルビアへ来たもの。米国に は、何十ものよく組織化され、よく装備されたグループがある。そしてそれは大規模 な破壊を引き起こすことができる。

それから、あなたは決してユダヤ系アメリカ人を見落としてはならない。彼らはフロ リダでの選挙以来ブッシュ大統領に悩まされ、彼(ブッシュ)に復讐したがっている。

そして情報部が米国にある。それは米議会と米政府に毎年何億ドルもの資金を要求する。 この『資金提供問題』は旧ソ連が存在する限り大問題ではなかった。しかし、その後 (ソ連崩壊後)これらの機関の予算は危険に瀕した。

彼らは敵を必要とした。

それで、彼らは先ずオサマとタリバンに対して宣伝を始めた。それからこの事件は起 こった。ブッシュ政権は、40億ドルの予算を認可した。この莫大な金額はどこへ行く か?

それは同じ機関−巨大な資金を必要とし、彼らの重要性を発揮したい機関−に提供さ れるだろう。現在、彼らはその金銭を彼らの拡大のために、そして彼らの重要性を増 大させるために費やすだろう。

実例を示そう。

世界中から来る麻薬密輸業者は、米国の秘密機関と接触している。これらの機関は麻 薬栽培と取引を根絶やしにしたくはない。彼らの勢力が減弱させられるからだ。米国 麻薬取締局の職員は麻薬取引を奨励する。そうすることにより彼らは自らの能力を証 明し、何百万ドルもの予算を獲得出来るからだ。

ノリエガ将軍はCIAによって麻薬の大物にされ、危機にあってスケープゴートにさ れた。

同様に、ブッシュ大統領あるいは米国の大統領なら誰であろうと、彼らはイスラエル をその人権虐待によって裁判に引き出す事もその種の犯罪に対して責任を負わせるこ とも出来ない。

これは何であろうか?

合衆国の政府内に政府が存在するのではないか?

その秘密政府は、『誰が攻撃をしたか』と問われねばならない。

Ummat: 世界の多くの国が、アフガニスタン攻撃を開始するためのアメリカ合衆国の 召集に加わった。多くのイスラム国も参加した。アル・カイーダは、同様にこれらの 国に聖戦を布告するのか?

オサマ: 私は、私の義務はちょうどイスラム教徒を呼び覚ますことにあると言わなけ ればならない;

彼らにとって『何が良いか、何が良くはないのか』を彼らに伝えることです。 イスラムが唱えるのは何か? イスラムの敵は何を望むのか?

アル・カイーダは不正に対する聖戦を遂行するために設立された。特に異教徒の国の イスラム教国に対する猛攻撃に対決するために。 聖戦はイスラム教の第6番目の宣言されていない要素である。

『最初の5つはイスラムの基本的で神聖な言葉である。祈祷、断食、メッカ巡礼、施し』

あらゆる反イスラムの人々はそれを怖れる。 アル・カイーダは、この要素を生かし、活発にし、イスラム教徒の日常生活の一部分 にすることを望む。イスラム教徒に礼拝のステータス与えたい。

我々は如何なるイスラム教国にも対立しないし、我々は聖戦としてのイスラム教国と の戦いを考慮しない。彼らがムスリムであるという理由で無実のイスラムの男性達と 女性達、子供達を殺害する異教徒の国々に対して我々は聖戦を行う。

米国の行動を支持することは、幾つかのイスラム教国に必要であり、他のイスラム教 国には強制である。しかし、彼らがアフガニスタンのようなイスラム教国に対するキ リスト教徒とユダヤ人の攻撃を支持するならば、彼らの宗教上・道徳の立場に何が残 されるかを考えなければならない。

そのような個人、組織と国に対するイスラムのシャーリア(法律学)の命令は明白で ある。そして、イスラム同朋の全ての学者の意見も一致している。 我々は同じことをする。

それはアミール(支配者)ol-Momenin 『忠実な信者の指揮 官』であるムッラー・オマールとイスラム法学者によって発動された。 イスラム教国の人々の心は、聖戦の呼びかけに鼓動している。

我々は彼らに感謝する。

Ummat: ニューヨークとワシントンの攻撃で引き起こされた損失は、米国経済的打撃 を与えることはあまり難しくないということを証明した。米国の専門家は、さらに若 干のそのような攻撃でアメリカ経済を低下させられると認める。何故アル・カイーダ は彼ら(アメリカ)の経済の柱を目標としないのか?

オサマ: 私は、我々がアメリカ合衆国に敵対するものではないと既に語った。我々は システムに反対する。そのシステムは他国を奴隷化し、他国に政治的・経済的自由を 投げ出すよう強制する。

このシステムは、ユダヤ系アメリカ人によってすっかり管理されている。彼らの最優 先事項は『イスラエル』であり、『アメリカ合衆国』ではない。 それは単にアメリカの民衆は彼ら自身ユダヤ人の奴隷であり、彼等(ユダヤ人)によって設定された原則と法に従って生きることを強制されるということである。

そう。罰はイスラエルに及ばなければならない。実際、イスラエルである。イスラエルは無言で無実のムスリムと合衆国に大虐殺を与えている。 Ummat: 武装闘争は別として、何故イスラムの敵を他の手段で害することはできない のか?

例えば、ムスリムに西洋の製品、銀行、海運会社とTVチャンネルをボイコットさせる ことです。 オサマ: まず西洋の製品のボイコットであるが、これはイスラム同朋愛が完全に呼び 覚まされ組織化されたときに可能になる。

第2に、イスラムの会社は、西洋の会社の製品と同等な製品を自ら生産出来るように なるべきである。自足経済が達成され代替となる製品が製造されない限り西洋の製品 のボイコットは不可能である。あなたは富がイスラム世界にばら撒かれたことを知っ ている。

しかし、現代の要求に合ったイスラム禁止命令を説く、そして、国際的影響 力を持つ一つのTVチャンネルも得られなかった。 ムスリムの投資家と慈善家はそれを作るべきである。『世論の武器』が使われるのだ からそれを保持すべきである。

今日の世界は世論であり、国家の運命はその圧力を通して決定される。一旦、世論を造るための道具を得れば、あなたが求めたことは全て成し遂げられる。

Ummat: これまで、あなたの闘争に関する全宣伝は西洋のメディアによって創られて きた。しかし、あなたからはアル・カイーダ・ネットワークとその聖戦の成功に関す る情報は何も得られていない。コメントしてくれますか?

オサマ: 事実、西洋のメディアは何もあとにも残さない。そこには、長期間生き残る ため主題以外に如何なる主題もない。我々は他になすべきことがある。聖戦と成功の ための闘争はアラーのためにある。彼の保証人を悩ますためにあるのではない。

我々の沈黙は、我々の真の宣伝である。 拒絶、説明あるいは間違いは、単にあなたの時間を浪費させる。敵はそれを通じてあ なたを無益なものへと引き込みたいのだ。これらのものは、あなたをあなたの大義か ら引き離している。

西洋のメディアはそのような根拠のない宣伝を発している。それは我々を驚かす。し かしそれは彼らの心に悪影響を及ぼし、徐々に彼等自身がその宣伝の捕虜になる。彼 らはそれが怖くなり、彼ら自身を傷つけ始める。 テロは近代において最も恐れられた武器である。そして、西洋のメディアはそれ自身 の人々(西欧の人々)に対して無慈悲にもそれを使っている。

それはヨーロッパとアメリカ合衆国の人々の精神に『恐れと無力』を加えることがで きる。それは『アメリカ合衆国の敵には出来ないことを、合衆国のメディアがしてい る』という意味です。あなたは、戦争中の国家の業績(それは恐れと無力に苦しむ)と は何であるかを理解することができます。

Ummat: 米国によって成されたアル・カイーダの口座凍結の影響はどうでしょうか?

オサマ: 神は彼のために働く人々のために道を開く。口座の凍結は、アル・カイーダ や他の聖戦グループに何らの不都合も齎さない。アラーの恵みで、アル・カイーダは 3つ以上のそれに代わるような金融システムを持っている。 そして、それらは完全に相互に独立している。このシステムは聖戦を愛する人々の後 援の下で運用されている。

アメリカ合衆国が何を言おうと、団結した世界さえ彼らの 方針を変えさせることは出来ない。これらの人々は何百でなく、何千、何百万といる。 アル・カイーダは、西洋の金融システムの亀裂を知るこのような教養ある若者達によって構成される。

また、彼等は彼等の手中にラインがあることも知っている。 これらはまさに西洋の会計システムの欠陥である。そしてそれらは西洋の会計システ ムにとって罠になる。そしてこのシステムは多くの日の経過を以ってしても回復しえ ない。

Ummat: アフガニスタン以外にあなたが安全に聖戦を続けられる場所がありますか?

オサマ: 現在、強固な聖戦の力が世界各地に存在する。インドネシアからアルジェリ ア、カブールからチェチェン、ボスニアからスーダン、そしてビルマからカシミール に。

それは私個人の問題ではない。 私は神の無力な同胞である。神の前で絶えず私の義務を恐れる。聖戦のそれはオサマ の問題ではない。イスラム教の、そしてイスラム文化圏の問題である。神のおかげで、聖戦を遂行している者達は頭を上げて歩くことが出来る。

オサマが居なかった時も聖戦は存在した。同じようにオサマがもはや存在しなくなっ ても聖戦は存続する。

アラーは、命・財産・子供達と共にアラーの道を行く者たちに 道を開き、その心に愛を創る。 信じなさい。聖戦を通して人は求めるものすべてを得る。そしてイスラム教徒の最大 の希望は生命のあとにある。苦痛は永遠の生命に到達する最短の道である。

Ummat: あなたは、アフガニスタン攻撃に関するパキスタン政府の政策について何か 言うことがありますか?

オサマ: 我々は、間違った軍隊の前に封鎖を立て、戦いの最初の隊列に立ったパキス タンの勇敢な本物のイスラム教徒(Momin)の人々に感謝する。

パキスタンはイスラムの兄弟にとって大きな希望である。その人々は呼びさまされ、 組織され、そして信仰の精神が豊富である。彼らはソ連とのその戦いでアフガニスタ ンを後援し、あらゆる援助をムジャヒディンとアフガニスタンの人々に与えた。まさ にパキスタンの人々はタリバンと支え合っているのだ。

そのような人々がちょうど2つの国で出てくるならば、西側の支配は数日で縮小する でしょう。我々の心臓はパキスタンで鼓動した。そして(断じてないように)難しい 時が来るならば、我々は我々の血でそれを守る。

パキスタンは我々にとって礼拝の場所のように神聖である。我々は聖戦の民である。 そして、パキスタン防衛のために戦うことは我々全てにとって最高の聖戦である。 誰がパキスタンを統治するかは我々にとって重要ではない。重要なことは、パキスタ ンの人々の心のなかで聖戦の精神が生き、さらに強くなったことである。



 ウサマ・ビン・ラディン氏

 
「黒幕」か?ウサマ氏 最近の動き、疑われる根拠

 【イスラマバード春日孝之】米国の同時多発テロ事件で、米当局が事件の黒幕とみているのが、「世界で最も危険なテロリスト」として以前から行方を追っているウサマ・ビン・ラディン氏だ。

 ウサマ氏が疑われる最大の根拠は同氏の最近の言動だ。98年に起こったアフリカでの米大使館同時爆破事件で、同氏は米国から「テロの黒幕」と断定され、潜伏先にミサイル攻撃を受けた。その後、鳴りを潜めていたが、昨年10月になって「私が生きている限り、イスラムの敵に安らぎはこない」と声明を出し、米国への徹底抗戦を改めて宣言した。これは、イスラエルとパレスチナとの衝突が激化し始めた時期と重なる。

 今年6月には、自動小銃を手に「仲間になってジハード(聖戦)に備えよ」と呼びかけるテロ活動家の募集用ビデオがイスラム諸国に大量に出回った。今回のテロ事件の3週間前には同氏がアラビア語紙に「米施設への前例のない攻撃を仕掛ける」と警告していた。

 さらに、今回、実行部隊が4機もの民間航空機を同時にハイジャックし、航空機もろとも自爆するという大胆な手法も、「ウサマ氏関与説」につながっている。自爆は高い殉教精神に支えられたもので、イスラム過激派組織に特徴的な手法だ。

 米治安筋は同時多発テロについて「これほどの規模の犯行には数年に及ぶ周到な準備が必要だ」と断言している。アフガニスタンのイスラム原理主義勢力「タリバン」に庇護(ひご)されたウサマ氏の下に中東、南アジアなどから集まり、軍事訓練を受けたメンバー4000〜5000人の一部が事件にかかわった可能性がある。

◇乗っ取り機にウサマ氏関係者の名

 アメリカでの報道によると、米同時テロ事件で、乗っ取られた旅客機の乗客名簿に、アメリカが国際テロの黒幕視するサウジアラビア出身の富豪、ウサマ・ビン・ラディン氏と関係があるとみられる人物複数の名前があった、と米政府筋が明らかにした。
(毎日新聞9月12日夕刊)

◇ウサマ氏をタリバンが保護

 【イスラマバード春日孝之】米CNNテレビが伝えたところによると、アフガニスタンの首都カブールに12日未明、ミサイル攻撃が行われた。米国での同時多発テロ事件の数時間後で、複数のミサイルが飛び交い、多くは空港周辺に着弾し、真っ赤な炎が上がった。アフガン国土の9割を支配するイスラム原理主義勢力、タリバン政権は対空砲火でこれに応戦したという。
 CNNによると、10日に死亡説が流れたマスード将軍が率いる「反タリバン連合」は同日、「われわれがやった」とカブールでのミサイル攻撃を認めた。
 タリバンは米国での同時多発テロ事件の「黒幕」と疑われているウサマ・ビン・ラディン氏を国内で保護している。
 このため、ニューヨークの世界貿易センタービルなど米国内での同時多発テロに対する米国の「報復攻撃」との見方も出たが、米ホワイトハウスのフライシャー報道官は「米国の報復ではない」と否定した。



9月11日の米国の同時多発テロ事件の根拠
2001年10月4日発表   英文はこちら

 この文書は、法廷においてウサマ・ビンラディンに対する検察側の陳述として用いられることを想定したものではない。情報機関による情報は、証拠能力の問題や情報源の秘匿の必要性から、往々にして証拠として用いることができない。しかし、入手可能なすべての情報に基づき、英国政府はこの文書に示された結論に確信を持っている。

<序文>

(1)英国政府としての明確な結論:

・ウサマ・ビンラディンと彼の率いるテロ組織「アルカイダ」は、2001年9月11日の残虐行為(米国の同時多発テロ)を計画し、実行した。

・ウサマ・ビンラディンとアルカイダはさらなる残虐行為を実行する意志と手段を保持している。

・英国と英国民は、(テロの)潜在的な標的である。

・ウサマ・ビンラディンとアルカイダは、(アフガニスタンの)タリバン政権と緊密な協力関係にあるため、これらの残虐行為(同時テロ)を行う能力があった。同政権はビンラディンとアルカイダに対し、刑罰を免責された状態でテロ活動を追求することを許した。

(2)98年の(アフリカの米大使館同時爆破事件)と、米海軍駆逐艦コールの爆破事件(2000年10月)に関する資料は、起訴状や情報機関からの情報に基づいている。9月11日の(米同時多発テロ)に関する資料は情報機関による情報やこれまでの犯罪捜査に基づいている。中には詳細を明かせないものもあるが、情報機関筋に照らし事実は明らかだ。

(3)引き続き情報源を確実に保護する必要があることから、英国政府が承知している資料の全容がこの文書に含まれているわけではない。

◆概要

(4)関連要因:

◆背景

・アルカイダは世界的なネットワークと結びついたテロ組織であり、創設から10年以上が経つ。創設者はウサマ・ビンラディンで、常に彼の指導を受けてきた。

・ウサマ・ビンラディンとアルカイダは、米国とその同盟国に対するジハード(聖戦)を展開している。彼らが目的として言明しているものの中には、米国市民の殺害と米国の同盟諸国への攻撃といったものがある。

・ウサマ・ビンラディンとアルカイダは96年からアフガニスタンを本拠地としてきたが、そのネットワークは世界中に張り巡らされている。その中には、訓練キャンプや倉庫、通信施設、また活動を支える多額の資金を調達するための営利活動などが含まれる。これらの営利活動には、アフガニスタンの不正麻薬取引から相当量の搾取を行っていることも含まれる。

・ウサマ・ビンラディン率いるアルカイダとタリバン政権は、緊密かつ相互依存的な協力関係にある。ビンラディンとアルカイダはタリバンに対し、物資、財政、軍事面からの援助を行っている。彼らは連帯して麻薬取引から搾取を行っている。タリバンはビンラディンに対し、アフガニスタンにおけるテロリスト訓練キャンプの運営やテロ活動を認めており、外部の攻撃から彼を保護するとともに、麻薬の貯蔵も保護している。ビンラディンは、タリバンとの提携と援助なしにはテロ活動に携わることができないだろう。(一方、)タリバンの力はビンラディンからの軍事、財政面の援助がなければ、ひどく弱体化するであろう。

・ウサマ・ビンラディンとアルカイダには、大規模なテロ攻撃を実行する能力がある。

・ウサマ・ビンラディンは、93年10月にソマリアで米兵18人が死亡した襲撃事件と、98年8月のケニアとタンザニアにおける米大使館同時爆破事件(224人が死亡、5000人近くが負傷)を自らの功績によるものと主張しており、また、2000年10月12日に17人の乗組員が死亡、40人が負傷した米海軍駆逐艦コールの爆破事件への関与が疑われた。

・彼ら(ビンラディンとアルカイダ)は、テロに用いる武器として核物質や化学物質を入手しようとした。

◆9月11日の同時多発テロに関連して

(5)9月11日(の同時多発テロ)の後、ビンラディンが少し前に米国に対して大掛かりな攻撃を加えると示唆していたことが分かった。同日のテロ攻撃の詳細な計画は、ビンラディンの側近の1人によって実行に移された。同時テロに関与した19人のハイジャック犯のうち、少なくとも3人がアルカイダに関連していたことが確認されている。同時テロは、(その背景にある)野望(の大きさ)と意図的に効果を狙っているという点において、ビンラディンとアルカイダが過去に行った攻撃に似ており、また以下の点で共通の特徴がある。

・自爆テロ犯
・同じ日に組織だった複数の攻撃を行う。
・米国人に最大限の犠牲者を出すことを狙っている。
・イスラム教徒を含め、ほかに犠牲者が出ることもいとわない。
・長期的に練られた綿密な計画
・(事前の)警告がない。

(6)アルカイダは米国と、英国を含めた同盟国をさらに攻撃する能力と意志を抱き続けている。

(7)アルカイダはテロ攻撃の警告を行わない。

<事実>

◆ウサマ・ビンラディンとアルカイダ

(8)89年にビンラディンらは「アルカイダ」(基地の意)として知られる国際的なテロ組織を創設した。ビンラディンは常にアルカイダの指導者であった。

(9)89年から91年にかけて、ビンラディンはアフガニスタンとパキスタンのペシャワルを本拠地としていた。91年にスーダンに移り、96年まで滞在した。同年、アフガニスタンに戻りそのまま滞在している。

◆タリバン政権

(10)タリバンは90年代初期にパキスタンにあるアフガン難民キャンプから生まれた。96年までにカブールを制圧し、いまだにアフガン全土を支配しようと過酷な内戦を展開している。タリバンはオマル師に率いられている。

(11)ビンラディンは96年にアフガニスタンに戻った。同氏はオマル師と密接な関係を築き、タリバンの支持にまわった。ビンラディンとタリバンは緊密に提携しており、両者の存続のため相互に依存している。また、ビンラディンとタリバンは宗教上同じ価値観とビジョンを共有している。

(12)ビンラディンはタリバン政権に対し、(反タリバン連合の)北部同盟と戦うための軍隊や武器、資金を提供している。ビンラディンはタリバン軍の訓練、計画、作戦に密接に関わっており、軍の命令系統の中に代行者を置いている。また、彼はインフラ面や人道上の援助も行っている。ビンラディンの指揮下にある軍隊は、アフガン内戦でタリバン軍とともに戦ってきた。

(13)オマル師はビンラディンに活動のための安全な場所を提供し、アフガン国内にテロリストの訓練キャンプを設置することを認めた。オマル師とビンラディンは共に、アフガンの麻薬取引から搾取を行っている。アルカイダから積極的な支持を得る見返りに、タリバンはアルカイダに自由な活動を認めている。この活動にはテロの計画、訓練、準備などが含まれる。タリバンはさらに、大量に貯蔵されている麻薬の保全措置も取っている。

(14)タリバン政権がカブールを制圧した96年以来、米政府はタリバンに対し一貫して、人道援助問題やテロ問題など多岐に渡る問題を提起してきた。9月11日の同時テロ発生よりはるか以前に、米政府はタリバンに対し、アルカイダが東アフリカにおけるテロ攻撃(米大使館同時爆破事件)に関わったという証拠を提供していた。この証拠は、タリバン幹部からの要求により同幹部らに提供された。

(15)米政府はタリバン政権に対し、アルカイダが米国市民を殺害し、さらに多くの米国市民の殺害を計画していることを明らかにしてきた。米国はタリバンに対し、アフガニスタンからのテロリスト追放に共に取り組むことを申し出た。96年から続いているこれらの交渉は、いまもって実を結んでいない。

(16)アルカイダの脅威に関する山積する証拠を前に、米国は2001年6月、タリバン政権に対し、米国には自衛権があること、そしてアフガニスタンにかくまわれているテロリストらにより米国市民に対する攻撃があった場合は、タリバン政権に責任を負わせることを警告した。

(17)この点に関して、米国は国連の支持を得ている。国連安全保障理事会は安保理決議1267において、ビンラディンが国際テロを支援し、テロリスト訓練所のネットワークを運営しているとして非難し、彼を裁きにかけるためタリバンに対し直ちに彼を引き渡すよう要求した。

(18)米国が98年の東アフリカの(米大使館同時)爆破事件にビンラディンとアルカイダが関与していたことを示す証拠を提供したにもかかわらず、また、さらなる残虐行為が行われるという脅迫を正確に感知していたにもかかわらず、さらに国連の要求にもかかわらず、タリバンはビンラディンにとって不利な証拠は一切存在しないと主張し、彼も彼の率いる組織も追放されないとした。

(19)アフガニスタンの元政府高官は、タリバンとビンラディンを「表裏一体である」と評し、「ウサマ(・ビンラディン)はタリバンなしにアフガンに存在することはできないし、タリバンはウサマなしに存在することができない」と語った。

◆アルカイダ

(20)アルカイダはイスラム諸国の中の非イスラム政権に対し、ひたすら武力と暴力で対抗してきた。

(21)アルカイダは、米国に憎悪の念をもって対立している。ビンラディンは自身の追随者らに対し、米国市民を殺害するすようはっきりと主張し扇動してきた。

(22)96年10月12日、ビンラディンは以下のようなジハード(聖戦)を宣言した。

 「イスラムの人々は、シオニスト(ユダヤ民族主義者)と十字軍戦士の連合、その協力者らによって行われた侵略や不正行為、不公正さに苦しめられてきた。

 いまやジハードを戦い、これら十字軍の居住者の手から土地を浄化することは、アラビア半島のすべての部族に課された義務である。彼らを殺す者は、戦利品として彼らの富を得る。

 我がイスラムの同胞たちよ、パレスチナと二大聖地(メッカとメディナを抱えるサウジアラビアのこと)にいる同胞たちが、あなたたちの助けを求めている。そして、米国人とイスラエル人という敵との戦いに参加するよう求めている。同胞たちは、イスラムの神聖なところから敵を追い出すためにできることなら何でもあなたたちにして欲しいと求めている」

 同年、ビンラディンは以下のようにも語っている。

「(イスラム聖地に)住む米国人をテロの恐怖に陥れることは、宗教上の当然の義務である」

 さらに98年2月、ビンラディンは以下のようなファトワ(宗教布告)を発令し、それに署名した。

「米国人と、民間および軍事面での対米協力者を殺害することは、(エルサレム旧市街にある)アルアクサ・モスクが彼らの手から解放されるまで、またイスラムの地から彼らの軍が去るまでは、どの国に暮らそうとすべてのイスラム教徒にとっての宗教的な義務である」

 また、ビンラディンは同布告の中で、イスラム学者や指導者、若者らに以下のように呼びかけた。

「悪魔の米兵に攻撃を開始せよ」

そして、以下のように結んでいる。

「我々は神の助けのもと、神を信じ報われたいと願うすべてのイスラム教徒に対し、米国人を殺し、彼らの金を見つけ次第奪えという神の命令に従うよう求める。また、悪魔の米軍と、米国と同盟を組む悪魔の支持者らに対しイスラム教徒が襲撃を開始し、彼らの背後にいる者たちを駆逐することを求める」

 ビンラデイン氏は98年、化学兵器や核兵器の入手について尋ねられた際、以下のように語った。

「イスラム教徒を守るためにそのような兵器を入手することは宗教的義務である」

 また、カタールのアラビア語衛星テレビ「アルジャジーラ」で放映されたインタビューでは、以下のように語った。

「我々の敵はすべての米国人男性である。彼らが我々と直接戦っていようと税金を支払っていようとだ」

 97年と98年に米国のテレビで放映されたインタビューでは、ビンラディンは93年の世界貿易センタービル爆破事件の実行犯のことを「お手本だ」と語った。さらに、自身の部下らに「戦いを米国に持ち込む」よう勧めた。

(23)ビンラディンは90年代初めから、テロの兵器として使うため核物質と化学物質を入手しようとしてきた。

(24)アルカイダは米国を第一の標的としているが、米国の同盟国に対してもあからさまに脅迫を向けている。「シオニストと十字軍戦士の連合と彼らの協力者たち」や「悪魔の米軍と、米国と同盟を組む悪魔の支持者たち」といった言及に英国が含まれていることは疑いない。

(25)脅威は続いている。同組織の過去の活動方法についての我々の経験から、同時多発テロを実行したような下部組織がほかにも存在すると想定しなければならない。

(26)アルカイダは独自の組織として機能するとともに、ほかのテロ組織網を通じても機能している。これらの組織には、エジプトの「ジハード団」や北アフリカの複数のイスラム過激派テロ組織、またスーダン、イエメン、ソマリア、パキスタン、インドなどといった国々のジハード組織が多数が含まれている。また、アルカイダは活動を促進するため、多数の国々に下部組織と要員を維持している。

(27)ウサマ・ビンラディンはアルカイダを率いている。彼の下には、「シューラ」(代表者の会議)と呼ばれる機関があり、ジハード団(エジプト)の指導者であるアイマン・ザワヒリら他のテロ組織の代表者や、ビンラディンの副官であるアブ・ハフス・アル・マスリらが属している。エジプトのジハード団は事実上、アルカイダと合併している。

(28)シューラに加え、アルカイダには軍事、メディア、財政、イスラム諸問題を扱う複数の部門がある。

(29)モハメド・アテフは軍事・テロ活動部門の一員だ。彼には、アルカイダのメンバーを訓練する最高責任者としての職務などがある。

(30)アルカイダのメンバーは、ビンラディンの命令に従うという忠誠の誓いを立てなければならない。

(31)ビンラディンとアルカイダに関する膨大な量の証拠が、すでにこれまでの犯罪に関して米国で作成された起訴状によって入手可能となっている。

(32)89年以来、ビンラディンはアルカイダを代表して、同組織が掲げる目標のために多額の金融取引や商取引を行ってきた。これらの取引には、訓練キャンプ用の土地の購入や、爆発物を含め物品を貯蔵するための保管施設の購入、通信・電子機器の購入、またアルカイダや世界中の関連テロ組織のメンバーへの通貨や兵器の輸送などが含まれる。

(33)89年以来、ビンラディンはアフガニスタン、パキスタン、スーダン、ソマリア、ケニヤにおいて、アルカイダや関連テロ組織が使うための訓練キャンプとゲストハウスを提供してきた。我々が情報機関から得た情報によれば、アフガニスタン国内には現在少なくとも12のキャンプがあり、うち少なくとも4カ所はテロリストの訓練に使われている。

(34)89年以来、ビンラディンはアルカイダが収入を得られるよう一連の取引関係を樹立してきた。それらの取引には、爆発物や兵器、化学物質を調達したり、アルカイダのスパイが移動したりする際の「隠れみの」としての役割も含まれていた。(具体的には)持ち株会社「ワディ・アルアキク」や建設会社「アル・ヒジュラ」、農業関連会社「アル・テマール・アル・ムバラカ」、投資会社「ラディン・インターナショナル」と「タバ・インベストメンツ」などである。

◆ビンラディンとこれまでの攻撃

(35)モハメド・アテフは92年と93年の数回にわたって、当時ソマリアに駐留していた米軍と国連軍に対する武力衝突を組織だてる目的でソマリアへ趣いた。彼はソマリアから帰るたびに、(スーダンの首都)ハルツームの基地にいたビンラディンに報告をしていた。

(36)93年春、アテフとアルカイダ幹部のサイーフ・アル・アデルらは、国連軍と戦う目的でソマリアの部族に対し軍事訓練を始めた。

(37)93年10月3日と同4日、アルカイダのスパイは、(米国の)「希望回復作戦」の一環としてソマリアに駐留していた米兵に対する襲撃に参加した。この襲撃で18人の米兵が死亡した。

(38)アルカイダの複数のメンバーは93年からナイロビに住み始め、アスマ社やタンザナイト・キングなどの事業を設立した。彼らのもとには、特にアテフやアブ・ウバディア・アル・バンシリなどのアルカイダ幹部が定期的に訪れていた。

(39)93年後半から、ケニヤにいるアルカイダのメンバーらは、米国がソマリアにおける「希望回復作戦」に参加したことへの報復として、ナイロビの米大使館襲撃の可能性について検討し始めた。米国市民でアルカイダのメンバーを自任するアリ・モハメドは、米大使館をテロ攻撃が可能な対象として調査した。彼は、写真を撮ったりスケッチをしたりして、それをスーダンにいたビンラディンに提出した。また彼は、90年代初めにアフガニスタンでアルカイダのためにテロリストらを訓練したことを認めており、そのテロリストらの多くが98年8月の東アフリカでの(米大使館同時)爆破事件に関与したことを認めている。

(40)98年6月もしくは同年7月に、ファヒド・モハメド・アリ・ムサラムとシェイク・アハメド・サリム・スウェダンの2人のアルカイダのスパイが、トヨタのトラックを購入し車両後部に様々な改造を施した。

(41)98年8月初め、アルカイダのスパイらはナイロビのニュー・ルンダ・エステート43番地に集結し、在ナイロビ米大使館爆破を実行した。

(42)98年8月7日、サウジアラビア人のアッサムというアルカイダのスパイが、トヨタのトラックを運転して米大使館へ向かった。トラック後部には、大型の爆弾が積まれていた。

(43)そのトラックには、やはりサウジアラビア人のモハメド・ラシド・ダウド・アル・オワリも乗っていた。本人の供述によればアル・オワリはアルカイダのスパイで、96年ごろからアフガニスタンのアルカイダのキャンプにおいて爆発物やハイジャック、誘拐、暗殺、諜報技術の訓練を受けていた。ビンラディンの許可のもと、アル・オワリはタリバンと共にアフガニスタンで戦った。アル・オワリは96年、個人的にビンラディンに会い、別の任務を求めた。アル・オワリがアフガニスタンのキャンプで広範にわたる特殊訓練を受けた後、ビンラディンは彼を東アフリカに送り込んだ。

(44)トラックが米大使館に近づくとアル・オワリは車から降り、護衛めがけてスタン擲弾を投げつけた。アッサムは大使館の裏にトラックを回した。アッサムは車を降りて爆弾を爆発させた。この爆発により、秘書養成学校の高層建造物が破壊され、米大使館と信用金庫の建物が損壊、213人が死亡し4500人が負傷した。アッサムは、爆発により死亡した。

(45)アル・オワリは自分の任務が死によって終わるものと思っていた。彼はアルカイダのために死にたいと願っていた。しかし彼は土壇場になって、爆弾を積んだトラックから逃げ出し、生き延びた。彼は死ぬつもりだったので金もパスポートも持ち合わせておらず、任務が終わった後の逃亡計画も立てていなかった。

(46)数日後、アル・オワリはケニヤにいる自分のところに送金を依頼するためにイエメン国内のある番号に電話をかけた。彼がかけたイエメンの電話番号には、アル・オワリが金の手配をしたのと同じ日に、ビンラディンの電話からもコンタクトがあった。

(47)ナイロビの爆破事件に関連して逮捕されたもう1人の人物が、モハメド・サディーク・オデだった。彼は(事件への)関与を認め、爆破に加わった主要人物の名前を明らかにした。オデはほかに3人の人物の名前を挙げたが、いずれもアルカイダもしくはエジプトのジハード団のメンバーだった。

(48)(タンザニアの首都)ダルエスサラームでは同じ日の同時刻ごろ、アルカイダのスパイらが米大使館で爆弾を爆発させ、11人を死亡させた。関与したアルカイダのスパイには、ムスタファ・モハメド・ファドヒルやハフラン・ハミス・モハメドらがいた。爆弾は日産のトラック「アトラス」で運ばれたが、このトラックは98年7月にアハメド・ハファクラン・ガイラニとシェイク・アハメド・サリム・スウェダンの2人のアルカイダのスパイがダルエスサラームで購入したものだった。

(49)ハフラン・ハミス・モハメドはこの爆破事件で逮捕された。彼は自分がアルカイダのメンバーであることを認め、ほかにも同事件に関与したアルカイダのメンバーがいると述べた。

(50)98年7月と8月、さらに2人のアルカイダのメンバーが、パリ、ドーハ(カタール)、ドバイ(アラブ首長国連邦)の報道機関にファクスを送り、2件の(米大使館)爆破事件についての犯行声明を流した。

(51)アルカイダとジハード団(エジプト)のメンバーがロンドンで所有している複数の住居や事業所が捜索を受けた際、アルカイダが東アフリカの(米大使館同時)爆破事件に関与していたという証拠が別途出てきた。この捜索では、同爆破事件について「二大聖地解放のためのイスラム軍」という架空の組織名で出された犯行声明など、大量の書類が見つかった。

(52)自爆テロ要員だったアル・オワリは、この架空の組織名を使って自分自身をビデオテープに収めるよう命じられていたことを認めた。

(53)ファクスで届いた犯行声明の発信元をたどると、ビンラディンの携帯電話とコンタクトのある電話番号であることが分かった。報道機関に流されたこの声明は、明らかにその陰謀(爆破事件)に精通している者によって書かれていた。声明には、ケニヤのサウジアラビア人2人とダルエスサラームのエジプト人1人によって爆破事件が実行されたと記されていた。声明は恐らく、爆破事件が起こる以前に送られたものであろう。声明では、ナイロビの事件で2人のサウジアラビア人が死亡することになっていた。実際にはアル・オワリが土壇場になって逃げたので、死亡したサウジアラビア人は1人だけだった。

54)98年12月22日、ビンラディンは「タイム」誌から98年8月の事件に関与しているかどうか尋ねられ、以下のように答えている。

 「米国とイスラエルに対するジハード(聖戦)を標榜するインターナショナル・イスラミック・ジハード・フロント(国際イスラム聖戦前線)は、神の庇護(ひご)により、イスラム国が聖地解放のためのジハードを続行するよう求める明白なファトワ(宗教布告)を発令した。(預言者)ムハンマドの国はこの要求に応じた。もしユダヤ人や米国人に対するジハードを教唆することが犯罪とみなされるのなら、私が犯罪者であることは歴史が証明してくれるだろう。我々の仕事は教唆することであり、神の庇護によってそれを行ってきた。そして、一部の人々はこの教唆に応えたのだ」

 ビンラディンはまた、(米大使館同時爆破事件の)襲撃者について知っていたかどうか尋ねられ、以下のように答えた。

「神の喜びを得るために自らの命を賭けた者たちは真の男たちだ。彼らはイスラムの国から何とかして恥辱を取り除いたのだ。我々は彼らを最も尊敬している」

 さらに、米国がビンラディンに何を望むことができるかを尋ねられ、こう答えた。

「盗みを働くために他国に入る泥棒や犯罪者は誰であれ、いつ何時殺害の対象になるかもしれないことを覚悟すべきである。私が神の庇護により、10年以上にわたって米国を攻撃してきたことを米国は承知している。我々が(93年のソマリアでの)米兵殺害を喜んでいるのは神もご存知だ。これは神の庇護とムジャヒディン(イスラム聖戦士)の努力によって成し遂げられたのである。米国への敵対行為は宗教上の義務であり、我々はそのことで神により報われることを願っている。私はイスラム教徒の手によっていわゆる超大国、すなわち米国の伝説に幕が下ろせると確信している」

(55)99年12月にアルカイダと関連したテロの下部組織が、米国内における複数の攻撃を遂行しようとしていることが発覚した。アルジェリア人のアハメド・レッサムが米国とカナダの国境で制止され、彼の車から爆弾製作用の原料100ポンド以上が発見された。レッサムは、1月1日にロサンゼルス国際空港で大型爆弾を爆発させることを計画していたと認めた。彼はアフガニスタンにあるアルカイダの複数のキャンプでテロリストの訓練を受けた後、海外に行って米国の民間人ならびに軍人を殺害するよう指示されたと述べた。

(56)2000年1月3日、アルカイダのメンバーから成る一派と、アフガニスタンにあるアルカイダのキャンプで訓練を受けたほかのテロリストらが、爆発物を積んだ小型ボートで1隻の駆逐艦を襲撃しようと試みた。彼らのボートは沈み、襲撃は失敗に終わった。

(57)しかし、2000年10月12日に米駆逐艦コールが(イエメンの)アデン港で燃料を補給中に、爆発物を積んだボートが突っ込み17人が死亡、40人が負傷した。

(58)駆逐艦コール襲撃事件の実行犯のうち数人(ほとんどがイエメン人とサウジアラビア人)は、アフガニスタンにあるビンラディンのキャンプで訓練を受けていた。アル・オワリは同事件の指揮官2人が、東アフリカの(米大使館同時)爆破事件の計画・準備に加わっていたことを認めた。

(59)9月11日の同時テロ発生前の数カ月間に、アルカイダによって中東全域とイスラム世界に宣伝(プロパガンダ)用のビデオが配布された。このビデオの中で、ビンラディンらはイスラム教徒に対し、米国人やユダヤ人を襲撃するよう促している。

(60)米国などを標的にした暴力行為を称賛する同様のビデオが、98年8月の東アフリカの(米大使館同時爆破)事件の前にも配布された。

◆ウサマ・ビンラディンと9月11日の攻撃(同時多発テロ)

(61)2001年9月11日にハイジャックされた4機の航空機の搭乗者名簿から、19人の男性がハイジャック犯として判明している。そのうち少なくとも3人は、アルカイダと関連していることが確認されている。1人は東アフリカの(米大使館同時爆破)事件と米駆逐艦コール襲撃事件において重要な役割を担っていたことが分かっている。ハイジャック犯全員の経歴について捜査が進んでいる。

(62)情報機関筋によると、9月11日(の同時多発テロの)後に以下の事実が明らかになっている。情報管理上の理由から、関連人物の名前は判明しているものの明かすことはできない。

・9月11日を前にして、ビンラディンは同じ目的を持つ複数の組織の間で、ビデオや資料を用いた共同宣伝キャンペーンを張り、その中でユダヤ人や米国人を標的にした攻撃を正当化し、そのような攻撃の過程で命を落とした者は神の業を成し遂げようとしていたのだと主張した。

・9月11日の(同時多発テロ発生)後、ビンラディン自身が(同時テロの)直前に米国に対する大がかりな攻撃を準備していると主張していたことが分かった。

・8月と9月初めに、ビンラディンの親しい仲間は9月10日までに世界各地からアフガニスタンに戻るよう警告を受けていた。

・9月11日の直前に、ビンラディンと関わりがあることが分かっている複数の人物が、9月11日かそのあたりが行動日だと言っていた。

・9月11日以降、ビンラディンの側近の1人が(同時テロ)の綿密な計画に責任があることが分かった。

・ビンラディンとその関連人物の罪に関して、非常に明確な証拠があるが、機密事項であるため発表はできない。

(63)ビンラディンはアルカイダを掌握しており、その黒幕である。アルカイダの中においては、9月11日(の同時テロ)規模の作戦はビンラディン自身の承認を得たものであろう。

(64)9月11日(の同時テロ)の手口は、これまでの攻撃と完全に一致するものであった。アルカイダが行った残虐行為の記録には、長期にわたる入念な計画立案と、大量の犠牲者を出そうとする願望、自爆テロ、そして同時多発攻撃といった特徴がある。

(65)2001年9月11日の攻撃(同時テロ)は、東アフリカの(米大使館同時爆破)事件や米駆逐艦コール襲撃事件の計画にみられた規模と精巧さに完全に一致するものである。9月11日(の同時テロ)について(事前に)警告がなかったのと同様に、これら三つの攻撃(二つの大使館爆破事件とコール襲撃事件)の前にも警告がなかった。

(66)東アフリカの(米大使館襲撃)事件についての裁判で出された証拠として、アルカイダが一つの攻撃を準備するのにいかに年数をかけるかがアルカイダのスパイらによって述べられている。彼らは何度も偵察を繰り返し、辛抱強く資料を集める。そして、攻撃に参加する技能があり、大義のために進んで死ぬことのできるスパイを見分け厳しく吟味する。

(67)9月11日の残虐行為(同時テロ)に関与したスパイらは、航空学校に通い、大型機の操縦法を学ぶためフライトシミュレーターを使っていた。そして、(作戦に使われる)可能性のある空港やルートを偵察していた。

(68)アルカイダによる攻撃の特徴は、イスラム教徒を含め罪のない人々の命を完全に無視していることである。ビンラディンは東アフリカの(米大使館同時)爆破事件の後に行われたインタビューで、米国を攻撃する必要があるなら、イスラム教徒であろうとなかろうと罪のないほかの一般人を殺害することは許されると述べた。

(69)9月11日(の同時テロ)のような攻撃を実行する動機と能力を両方持ち合わせた組織はほかにない。(それを有するのは)ビンラディンのもとにあるアルカイダのネットワークだけである。

■結論

(70)2001年9月11日の攻撃(同時テロ)は、ビンラディンが率いる組織、アルカイダによって計画され実行された。この組織は、同様の規模の攻撃をさらに遂行する意志と手段を有している。そのような攻撃の対象となっているのは、米国とその同盟諸国である。同時テロ攻撃は、タリバンとビンラディンの提携なしには起こりえなかったものである。この提携により、ビンラディンはアフガニスタンで自由に活動することが許され、テロ活動を推進し、計画し実行したのである。(了)
This document does not purport to provide a prosecutable case against Usama Bin Laden in a court of law. Intelligence often cannot be used evidentially, due both to the strict rules of admissibility and to the need to protect the safety of sources. But on the basis of all the information available HMG is confident of its conclusions as expressed in this document.

RESPONSIBILITY FOR THE TERRORIST ATROCITIES IN THE UNITED STATES, 11 SEPTEMBER 2001

INTRODUCTION

1.The clear conclusions reached by the government are:

・Usama Bin Laden and Al Qaida, the terrorist network which he heads, planned and carried out the atrocities on 11 September 2001;

・Usama Bin Laden and Al Qaida retain the will and resources to carry out further atrocities;

・the United Kingdom, and United Kingdom nationals are potential targets; and

・Usama Bin Laden and Al Qaida were able to commit these atrocities because of their close alliance with the Taleban regime, which allowed them to operate with impunity in pursuing their terrorist activity.

2.The material in respect of 1998 and the USS Cole comes from indictments and intelligence sources. The material in respect of 11 September comes from intelligence and the criminal investigation to date. The details of some aspects cannot be given, but the facts are clear from the intelligence.

3.The document does not contain the totality of the material known to HMG, given the continuing and absolute need to protect intelligence sources.

SUMMARY

4.The relevant facts show:

Background

・Al Qaida is a terrorist organisation with ties to a global network, which has been in existence for over 10 years. It was founded, and has been led at all times, by Usama Bin Laden.

・Usama Bin Laden and Al Qaida have been engaged in a jihad against the United States, and its allies. One of their stated aims is the murder of US citizens, and attacks on America's allies.

・Usama Bin Laden and Al Qaida have been based in Afghanistan since 1996, but have a network of operations throughout the world. The network includes training camps, warehouses, communication facilities and commercial operations able to raise significant sums of money to support its activity. That activity includes substantial exploitation of the illegal drugs trade from Afghanistan.

・Usama Bin Laden's Al Qaida and the Taleban regime have a close and mutually dependent alliance. Usama Bin Laden and Al Qaida provide the Taleban regime with material, financial and military support. They jointly exploit the drugs trade. The Taleban regime allows Bin Laden to operate his terrorist training camps and activities from Afghanistan, protects him from attacks from outside, and protects the drugs stockpiles. Usama Bin Laden could not operate his terrorist activities without the alliance and support of the Taleban regime. The Taleban's strength would be seriously weakened without Usama Bin Laden's military and financial support.

・Usama Bin Laden and Al Qaida have the capability to execute major terrorist attacks.

・Usama Bin Laden has claimed credit for the attack on US soldiers in Somalia in October 1993, which killed 18; for the attack on the US Embassies in Kenya and Tanzania in August 1998 which killed 224 and injured nearly 5000; and were linked to the attack on the USS Cole on 12 October 2000, in which 17 crew members were killed and 40 others injured.

・They have sought to acquire nuclear and chemical materials for use as terrorist weapons.

In relation to the terrorist attacks on 11 September

5.After 11 September we learned that, not long before, Bin Laden had indicated he was about to launch a major attack on America. The detailed planning for the terrorist attacks of 11 September was carried out by one of UBL's close associates. Of the 19 hijackers involved in 11 September 2001, it has already been established that at least three had links with Al Qaida. The attacks on 11 September 2001 were similar in both their ambition and intended impact to previous attacks undertaken by Usama Bin laden and Al Qaida, and also had features in common. In particular:

・Suicide attackers

・Co-ordinated attacks on the same day

・The aim to cause maximum American casualties

・Total disregard for other casualties, including Muslim

・Meticulous long-term planning

・Absence of warning.

6.Al Qaida retains the capability and the will to make further attacks on the US and its allies, including the United Kingdom.

7.Al Qaida gives no warning of terrorist attack.

THE FACTS

Usama Bin Laden and Al Qaida

8.In 1989 Usama Bin Laden, and others, founded an international terrorist group known as "Al Qaida" (the Base). At all times he has been the leader of Al Qaida.

9.From 1989 until 1991 Usama Bin Laden was based in Afghanistan and Peshawar, Pakistan. In 1991 he moved to Sudan, where he stayed until 1996. In that year he returned to Afghanistan, where he remains.

The Taleban Regime

10.The Taleban emerged from the Afghan refugee camps in Pakistan in the early 1990s. By 1996 they had captured Kabul. They are still engaged in a bloody civil war to control the whole of Afghanistan. They are led by Mullah Omar.

11.In 1996 Usama Bin Laden moved back to Afghanistan. He established a close relationship with Mullah Omar, and threw his support behind the Taleban. Usama Bin Laden and the Taleban regime have a close alliance on which both depend for their continued existence. They also share the same religious values and vision.

12.Usama Bin Laden has provided the Taleban regime with troops, arms, and money to fight the Northern Alliance. He is closely involved with Taleban military training, planning and operations. He has representatives in the Taleban military command structure. He has also given infrastruture assistance and humanitarian aid. Forces under the control of Usama Bin Laden have fought alongside the Taleban in the civil war in Afghanistan.

13.Omar has provided Bin Laden with a safe haven in which to operate, and has allowed him to establish terrorist training camps in Afghanistan. They jointly exploit the Afghan drugs trade. In return for active Al Qaida support, the Taleban allow Al Qaida to operate freely, including planning, training and preparing for terrorist activity. In addition the Taleban provide security for the stockpiles of drugs.

14.Since 1996, when the Taleban captured Kabul, the United States government has consistently raised with them a whole range of issues, including humanitarian aid and terrorism. Well before 11 September 2001 they had provided evidence to the Taleban of the responsibility of Al Qaida for the terrorist attacks in East Africa. This evidence had been provided to senior leaders of the Taleban at their request.

15.The United States government had made it clear to the Taleban regime that Al Qaida had murdered US citizens, and planned to murder more. The US offered to work with the Taleban to expel the terrorists from Afghanistan. These talks, which have been continuing since 1996, have failed to produce any results.

16.In June 2001, in the face of mounting evidence of the Al Qaida threat, the United States warned the Taleban that it had the right to defend itself and that it would hold the regime responsible for attacks against US citizens by terrorists sheltered in Afghanistan.

17.In this, the United States had the support of the United Nations. The Security Council, in Resolution 1267, condemned Usama Bin Laden for sponsoring international terrorism and operating a network of terrorist camps, and demanded that the Taleban surrender Usama Bin Laden without further delay so that he could be brought to justice.

18.Despite the evidence provided by the US of the responsibility of Usama Bin Laden and Al Qaida for the 1998 East Africa bombings, despite the accurately perceived threats of further atrocities, and despite the demands of the United Nations, the Taleban regime responded by saying no evidence existed against Usama Bin Laden, and that neither he nor his network would be expelled.

19.A former Government official in Afghanistan has described the Taleban and Usama Bin Laden as "two sides of the same coin: Usama cannot exist in Afghanistan without the Taleban and the Taleban cannot exist without Usama."

Al Qaida

20.Al Qaida is dedicated to opposing 'un-Islamic' governments in Muslim countries with force and violence.

21.Al Qaida virulently opposes the United States. Usama Bin Laden has urged and incited his followers to kill American citizens, in the most unequivocal terms.

22.On 12 October 1996 he issued a declaration of jihad as follows:

"The people of Islam have suffered from aggression, iniquity and injustice imposed by the Zionist-Crusader alliance and their collaborators . . .

It is the duty now on every tribe in the Arabian peninsula to fight jihad and cleanse the land from these Crusader occupiers. Their wealth is booty to those who kill them.

My Muslim brothers: your brothers in Palestine and in the land of the two Holy Places [i.e. Saudi Arabia] are calling upon your help and asking you to take part in fighting against the enemy - the Americans and the Israelis. They are asking you to do whatever you can to expel the enemies out of the sanctities of Islam."


Later in the same year he said that

"terrorising the American occupiers [of Islamic Holy Places] is a religious and logical obligation."


In February 1998 he issued and signed a 'fatwa' which included a decree to all Muslims:

". . . the killing of Americans and their civilian and military allies is a religious duty for each and every Muslim to be carried out in whichever country they are until Al Aqsa mosque has been liberated from their grasp and until their armies have left Muslim lands."


In the same 'fatwa' he called on Muslim scholars and their leaders and their youths to

"launch an attack on the American soldiers of Satan."


and concluded:

"We - with God's help - call on every Muslim who believes in God and wishes to be rewarded to comply with God's order to kill Americans and plunder their money whenever and wherever they find it. We also call on Muslims . . . to launch the raid on Satan's US troops and the devil's supporters allying with them, and to displace those who are behind them."


When asked, in 1998, about obtaining chemical or nuclear weapons he said

"acquiring such weapons for the defence of Muslims [was] a religious duty."


In an interview aired on Al Jazira (Doha, Qatar) television he stated:

"Our enemy is every American male, whether he is directly fighting us or paying taxes."


In two interviews broadcast on US television in 1997 and 1998 he referred to the terrorists who carried out the earlier attack on the World Trade Center in 1993 as "role models". He went on to exhort his followers "to take the fighting to America."

23.From the early 1990s Usama Bin Laden has sought to obtain nuclear and chemical materials for use as weapons of terror.

24.Although US targets are Al Qaida's priority, it also explicitly threatens the United States' allies. References to "Zionist-Crusader alliance and their collaborators," and to "Satan's US troops and the devil's supporters allying with them" are references which unquestionably include the United Kingdom.

25.There is a continuing threat. Based on our experience of the way the network has operated in the past, other cells, like those that carried out the terrorist attacks on 11 September, must be assumed to exist.

26.Al Qaida functions both on its own and through a network of other terrorist organisations. These include Egyptian Islamic Jihad and other north African Islamic extremist terrorist groups, and a number of other jihadi groups in other countries including the Sudan, Yemen, Somalia, Pakistan and India. Al Qaida also maintains cells and personnel in a number of other countries to facilitate its activities.

27.Usama Bin Laden heads the Al Qaida network. Below him is a body known as the Shura, which includes representatives of other terrorist groups, such as Egyptian Islamic Jihad leader Ayman Zawahiri and prominent lieutenants of Bin Laden such as Abu Hafs Al-Masri. Egyptian Islamic Jihad has, in effect, merged with Al Qaida.

28.In addition to the Shura, Al Qaida has several groups dealing with military, media, financial and Islamic issues.

29.Mohamed Atef is a member of the group that deals with military and terrorist operations. His duties include principal responsibility for training Al Qaida members.

30.Members of Al Qaida must make a pledge of allegiance to follow the orders of Usama Bin Laden.

31.A great deal of evidence about Usama Bin Laden and Al Qaida has been made available in the US indictment for earlier crimes.

32.Since 1989, Usama Bin Laden has conducted substantial financial and business transactions on behalf of Al Qaida and in pursuit of its goals. These include purchasing land for training camps, purchasing warehouses for the storage of items, including explosives, purchasing communications and electronics equipment, and transporting currency and weapons to members of Al Qaida and associated terrorist groups in countries throughout the world.

33.Since 1989 Usama Bin Laden has provided training camps and guest houses in Afghanistan, Pakistan, the Sudan, Somalia and Kenya for the use of Al Qaida and associated terrorist groups. We know from intelligence that there are currently at least a dozen camps across Afghanistan, of which at least four are used for training terrorists.

34.Since 1989, Usama Bin Laden has established a series of businesses to provide income for Al Qaida, and to provide cover for the procurement of explosives, weapons and chemicals, and for the travel of Al Qaida operatives. The businesses have included a holding company known as 'Wadi Al Aqiq', a construction business known as 'Al Hijra', an agricultural business known as 'Al Themar Al Mubaraka', and investment companies known as 'Ladin International' and 'Taba Investments'.

Usama Bin Laden and previous attacks

35.In 1992 and 1993 Mohamed Atef travelled to Somalia on several occasions for the purpose of organising violence against United States and United Nations troops then stationed in Somalia. On each occasion he reported back to Usama Bin Laden, at his base in the Riyadh district of Khartoum.

36.In the spring of 1993 Atef, Saif al Adel, another senior member of Al Qaida, and other members began to provide military training to Somali tribes for the purpose of fighting the United Nations forces.

37.On 3 and 4 October 1993 operatives of Al Qaida participated in the attack on US military personnel serving in Somalia as part of the operation 'Restore Hope.' Eighteen US military personnel were killed in the attack.

38.From 1993 members of Al Qaida began to live in Nairobi and set up businesses there, including Asma Ltd, and Tanzanite King. They were regularly visited there by senior members of Al Qaida, in particular by Atef and Abu Ubadiah al Banshiri.

39.Beginning in the latter part of 1993, members of Al Qaida in Kenya began to discuss the possibility of attacking the US Embassy in Nairobi in retaliation for US participation in Operation Restore Hope in Somalia. Ali Mohamed, a US citizen and admitted member of Al Qaida, surveyed the US Embassy as a possible target for a terrorist attack. He took photographs and made sketches, which he presented to Usama Bin Laden while Bin Laden was in Sudan. He also admitted that he had trained terrorists for Al Qaida in Afghanistan in the early 1990s, and that those whom he trained included many involved in the East African bombings in August 1998.

40.In June or July 1998, two Al Qaida operatives, Fahid Mohammed Ali Msalam and Sheik Ahmed Salim Swedan, purchased a Toyota truck and made various alterations to the back of the truck.

41.In early August 1998, operatives of Al Qaida gathered in 43, New Runda Estates, Nairobi to execute the bombing of the US Embassy in Nairobi.

42.On 7 August 1998, Assam, a Saudi national and Al Qaida operative, drove the Toyota truck to the US embassy. There was a large bomb in the back of the truck.

43.Also in the truck was Mohamed Rashed Daoud Al 'Owali, another Saudi. He, by his own confession, was an Al Qaida operative, who from about 1996 had been trained in Al Qaida camps in Afghanistan in explosives, hijacking, kidnapping, assassination and intelligence techniques. With Usama Bin Laden's express permission, he fought alongside the Taleban in Afghanistan. He had met Usama Bin Laden personally in 1996 and asked for another 'mission.' Usama Bin Laden sent him to East Africa after extensive specialised training at camps in Afghanistan.

44.As the truck approached the Embassy, Al 'Owali got out and threw a stun grenade at a security guard. Assam drove the truck up to the rear of the embassy. He got out and then detonated the bomb, which demolished a multi-storey secretarial college and severely damaged the US embassy, and the Co-operative bank building. The bomb killed 213 people and injured 4500. Assam was killed in the explosion.

45.Al 'Owali expected the mission to end in his death. He had been willing to die for Al Qaida. But at the last minute he ran away from the bomb truck and survived. He had no money, passport or plan to escape after the mission, because he had expected to die.

46.After a few days, he called a telephone number in Yemen to have money transferred to him in Kenya. The number he rang in Yemen was contacted by Usama Bin Laden's phone on the same day as Al 'Owali was arranging to get the money.

47.Another person arrested in connection with the Nairobi bombing was Mohamed Sadeek Odeh. He admitted to his involvement. He identified the principal participants in the bombing. He named three other persons, all of whom were Al Qaida or Egyptian Islamic Jihad members.

48.In Dar es Salaam the same day, at about the same time, operatives of Al Qaida detonated a bomb at the US embassy, killing 11 people. The Al Qaida operatives involved included Mustafa Mohamed Fadhil and Khaflan Khamis Mohamed. The bomb was carried in a Nissan Atlas truck, which Ahmed Khfaklan Ghailani and Sheikh Ahmed Salim Swedan, two Al Qaida operatives, had purchased in July 1998, in Dar es Salaam.

49.Khaflan Khamis Mohamed was arrested for the bombing. He admitted membership of Al Qaida, and implicated other members of Al Qaida in the bombing.

50.On 7 and 8 August 1998, two other members of Al Qaida disseminated claims of responsibility for the two bombings by sending faxes to media organisations in Paris, Doha in Qatar, and Dubai in the United Arab Emirates.

51.Additional evidence of the involvement of Al Qaida in the East African bombings came from a search conducted in London of several residences and businesses belonging to Al Qaida and Egyptian Islamic Jihad members. In those searches a number of documents were found including claims of responsibility for the East African bombings in the name of a fictitious group, 'the Islamic Army for the liberation of the Holy Places.'

52.Al 'Owali, the would-be suicide bomber, admitted he was told to make a videotape of himself using the name of the same fictitious group.

53.The faxed claims of responsibility were traced to a telephone number, which had been in contact with Usama Bin Laden's cell phone. The claims disseminated to the press were clearly written by someone familiar with the conspiracy. They stated that the bombings had been carried out by two Saudis in Kenya, and one Egyptian in Dar es Salaam. They were probably sent before the bombings had even taken place. They referred to two Saudis dying in the Nairobi attack. In fact, because Al 'Owali fled at the last minute, only one Saudi died.

54.On 22 December 1998 Usama Bin Laden was asked by Time magazine whether he was responsible for the August 1998 attacks. He replied:

"The International Islamic Jihad Front for the jihad against the US and Israel has, by the grace of God, issued a crystal clear fatwa calling on the Islamic nation to carry on Jihad aimed at liberating the holy sites. The nation of Mohammed has responded to this appeal. If instigation for jihad against the Jews and the Americans . . . is considered to be a crime, then let history be a witness that I am a criminal. Our job is to instigate and, by the grace of God, we did that, and certain people responded to this instigation."


He was asked if he knew the attackers:

". . . those who risked their lives to earn the pleasure of God are real men. They managed to rid the Islamic nation of disgrace. We hold them in the highest esteem."


And what the US could expect of him:

". . . any thief or criminal who enters another country to steal should expect to be exposed to murder at any time . . . The US knows that I have attacked it, by the grace of God, for more than ten years now . . . God knows that we have been pleased by the killing of American soldiers [in Somalia in 1993]. This was achieved by the grace of God and the efforts of the mujahideen . . . Hostility towards America is a religious duty and we hope to be rewarded for it by God. I am confident that Muslims will be able to end the legend of the so-called superpower that is America."


55.In December 1999 a terrorist cell linked to Al Qaida was discovered trying to carry out attacks inside the United States. An Algerian, Ahmed Ressam, was stopped at the US-Canadian border and over 100 lbs of bomb making material was found in his car. Ressam admitted he was planning to set off a large bomb at Los Angeles International airport on New Year's Day. He said that he had received terrorist training at Al Qaida camps in Afghanistan and then been instructed to go abroad and kill US civilians and military personnel.

56.On 3 January 2000, a group of Al Qaida members, and other terrorists who had trained in Al Qaida camps in Afghanistan, attempted to attack a US destroyer with a small boat loaded with explosives. Their boat sank, aborting the attack.

57.On 12 October 2000, however, the USS Cole was struck by an explosive-laden boat while refuelling in Aden harbour. Seventeen crew were killed, and 40 injured.

58.Several of the perpetrators of the Cole attack (mostly Yemenis and Saudis) were trained at Usama Bin Laden's camps in Afghanistan. Al 'Owali has identified the two commanders of the attack on the USS Cole as having participated in the planning and preparation for the East African embassy bombings.

59.In the months before the September 11 attacks, propaganda videos were distributed throughout the Middle East and Muslim world by Al Qaida, in which Usama Bin Laden and others were shown encouraging Muslims to attack American and Jewish targets.

60.Similar videos, extolling violence against the United States and other targets, were distributed before the East African embassy attacks in August 1998.

Usama Bin Laden and the 11 September attacks

61.Nineteen men have been identified as the hijackers from the passenger lists of the four planes hijacked on 11 September 2001. At least three of them have already been positively identified as associates of Al Qaida. One has been identified as playing key roles in both the East African embassy attacks and the USS Cole attack. Investigations continue into the backgrounds of all the hijackers.

62.From intelligence sources, the following facts have been established subsequent to 11 September; for intelligence reasons, the names of associates, though known, are not given.

・In the run-up to 11 September, bin Laden was mounting a concerted propaganda campaign amongst like-minded groups of people - including videos and documentation - justifying attacks on Jewish and American targets; and claiming that those who died in the course of them were carrying out God's work.

・We have learned, subsequent to 11 September, that Bin Laden himself asserted shortly before 11 September that he was preparing a major attack on America.

・In August and early September close associates of Bin Laden were warned to return to Afghanistan from other parts of the world by 10 September.

・Immediately prior to 11 September some known associates of Bin Laden were naming the date for action as on or around 11 September.

・Since 11 September we have learned that one of Bin Laden's closest and most senior associates was responsible for the detailed planning of the attacks.

・There is evidence of a very specific nature relating to the guilt of Bin Laden and his associates that is too sensitive to release.

63.Usama Bin Laden remains in charge, and the mastermind, of Al Qaida. In Al Qaida, an operation on the scale of the 11 September attacks would have been approved by Usama Bin Laden himself.

64.The modus operandi of 11 September was entirely consistent with previous attacks. Al Qaida's record of atrocities is characterised by meticulous long term planning, a desire to inflict mass casualties, suicide bombers, and multiple simultaneous attacks.

65.The attacks of 11 September 2001 are entirely consistent with the scale and sophistication of the planning which went into the attacks on the East African Embassies and the USS Cole. No warnings were given for these three attacks, just as there was none on 11 September.

66.Al Qaida operatives, in evidence given in the East African Embassy bomb trials, have described how the group spends years preparing for an attack. They conduct repeated surveillance, patiently gather materials, and identify and vet operatives, who have the skills to participate in the attack and the willingness to die for their cause.

67.The operatives involved in the 11 September atrocities attended flight schools, used flight simulators to study the controls of larger aircraft and placed potential airports and routes under surveillance.

68.Al Qaida's attacks are characterised by total disregard for innocent lives, including Muslims. In an interview after the East African bombings, Usama Bin Laden insisted that the need to attack the United States excused the killing of other innocent civilians, Muslim and non-Muslim alike.

69.No other organisation has both the motivation and the capability to carry out attacks like those of the 11 September - only the Al Qaida network under Usama Bin Laden.

Conclusion

70.The attacks of the 11 September 2001 were planned and carried out by Al Qaida, an organisation whose head is Usama Bin Laden. That organisation has the will, and the resources, to execute further attacks of similar scale. Both the United States and its close allies are targets for such attacks. The attack could not have occurred without the alliance between the Taleban and Usama Bin Laden, which allowed Bin Laden to operate freely in Afghanistan, promoting, planning and executing terrorist activity.

英首相官邸ホームページの記事よりhttp://www.pm.gov.uk/news.asp?NewsId=2686