「党派間ゲバルト」被害資料

 更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4)年.3.13日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 一連の「党派間ゲバルト」での死亡者総計は113名、負傷者約4600名以上、発生件数約1960件以上と云われている。中核派の「軍事部門」統計によると、「73年9.211以来の中核派の対革マル派赤色テロは件数で436戦闘、『完全殲滅』(死亡)43人、そのうち、75年3.14(革マル派による本多殺害)以後の革マル派の死亡は31人」。革マル派と解放派の抗争は「内ゲバ戦争」となり、その死者の数は百名近くになった。

 被害者の分類は、死者、廃人同様の植物人間、不具者、自殺者、発狂者、重軽傷者という風に分類することができる。しかし、この基礎資料が作成されていない。「党派間ゲバルト」の是非を喧喧諤諤するにはあまりにもお粗末ではなかろうか。この「党派間ゲバルト」の被害はゲバルト党派とは関係のない一般人を巻き添えにしたり誤爆まで生んでいる。以下、れんだいこの知る限りの資料化をしていくことにする。

 2003.9.12日 れんだいこ拝


【「党派間ゲバルト」被害総合資料】
◆党派別内ゲバ死亡者
襲撃側 被害側 人数
中核派 革マル派 48名
解放派 革マル派 23名
民青 革マル派 1名
(合計) 72名
革マル派 中核派
革マル派 解放派
(合計) 15名
(三派合計) 87名
中核派 元中核派  1人
マル青同  1人
解放派 内々ゲバ  9人
京浜安保共闘 内々ゲバ  2人
連合赤軍 内々ゲバ 12人
ブント 内々ゲバ  1人

年度 死者 負傷者 件数 中核派 解放派 革マル派
死者数 負者数 死者数 負者数 死者数 負傷者数 死者数 負者数
68 700 85
69 1143 308
70 525 175
71 521 272
72 14 338 183
73 573 238
74 11 607 236
75 21 543 229
76 192 91
77 10 47 41
78 45 32
79 32 22
80 32 15
81
82
83
84 12 11
85 22 12
86 10
87
88 21
89
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【中核派対革マル派の「党派間ゲバルト」被害資料】
 この両派の抗争の根は深い。そもそも60年安保闘争後のブントの分裂と、革共同の吸収、その後の再分裂から説き起こさねばならない。しかし、それは別章に譲ることとして、1970.8.4日の中核派による革マル派の東教大生・海老原俊夫氏のリンチ死から追う事にする。この事件から説き起こすことは、中核派にとってやや分が悪いことではあろうが、「リンチ死」というエポックを為したのがこの事件であったという画期性とここから両派の向自的な抗争が堰を切ったように始められたという意味で、やはりここに打ったてを据えることにする。

【社青同解放派対革マル派の「党派間ゲバルト」被害資料】

年度 解放派による革マル派死亡者 同負傷者 革マル派による解放派死亡者 同負傷者
68
69
70
71
72
73
74
76

 

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79
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(私論.私見)