428411−4 南京事件に対する政府見解
 2000年1月27日「南京事件の見解は同じ」 官房長官会見

 青木幹雄官房長官は27日の記者会見で、一連の中央省庁サイトの不正侵入事件で、書き換えられたページが太平洋戦争中の南京大虐殺事件の真偽を巡り、政府の姿勢を批判している点に関し、「日本政府の事件に対する見解は変わらない」と、「非戦闘員が殺害されたことは認める」との従来の立場を改めて強調した。しかし、殺害の規模については「この(数字の)問題についてはコメントを控えたい」と述べた。

 さらに、大阪市で南京大虐殺を否定する立場で講演会が最近開催され、中国政府が日本大使館に抗議した問題で、「抗議があったことは承知している。しかし民間団体の集会で、地方自治体が場所を貸すかどうかという問題なので、政府としてコメントするのは適切ではない」と述べるにとどまった。

 また、「余り騒ぐとかえって、(ハッキングを)やっている方が面白がってしまう。こっちで防ぐとその上をいくという、繰り返しになるのではないかと心配だ」との考えも示した。

 [官邸]http://www.kantei.go.jp/(DailyMail Internet)






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