339 現代帝国主義論
 レーニンは、マルクスの時代から大きく変貌を遂げた資本主義の分析の為に「帝国主義論」を書き上げた。あれから資本主義は一層変貌を遂げている。だとしたら、今「新帝国主義論」を書き著さねばなら無いのではなかろうか。だがしかし、「帝国主義論」に匹敵するものが生み出されているように思わない。この現象は何を意味しているのか。

 れんだいこは思う。日本のあるいは世界の左派運動は量的にはあるいは合法的には存在しているが、単にそれだけであって実際にはマルクス主義的観点を喪失しているのではなかろうか。そう考えないとこの現象が解けない。この課題を解くことが難しいというのは言い訳にならない。相互に試論を提供しあって擦り合わせして行けば良いのだから。にもかかわらずそうしないというのは、御身大事と狭量と臆病な精神に拠っているのではないのか。しかしてそれはあまりにも非マルクス主義的精神であろう。

 という訳で、れんだいこがこの課題に挑戦します。もっとも、れんだいこ的にですけんね、「帝国主義論」と比較しないで下さい。こういうひょうきん者がいないと世の中進歩しないでせう。

 2003.3.7日 れんだいこ拝






(私論.私見)



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