38−3 | 現代サヨソフィストの生態 |
れんだいこが命名した『現代サヨソフィスト』表現は、やがてまことに的確であった規定であったとして歴史に獲得されていくことになるだろう。それはそれとして『現代サヨソフィスト』の手口をここに記しておこうと思う。全て凝縮したものとして宮顕の中にあるので、宮顕論から自ずと汲み出されるものであるからして宮顕論と重複するが、一応別書きしておこうと思う。 |
1、【ソフィストの高踏芸その@・「攪拌相殺論」】
自分自身が非難されてしかるべき当のものを先制的に相手に投げつけ、戦闘的執拗に罵倒する。この手法の便利さは、投げつけられた相手方がその非を打ち消すことにおおわらわになることにより、本来その批判文言は当の物言い士自身に向かうべきものであった構図が逆転させられる。結果、攪拌され相殺されることになる。批判者は目出度し免責となるという話法を常套とする。
では、どうすべきか。ソフィストの論に惑わされず、論難者自身がその責を負っていることを実証的に論を積み重ねて明らかにしていくことにより、大衆の判断を待つべきだろう。【攪拌相殺論】に乗せられてはいけないというのが要点である。