【ボリシェヴィキ共産党員と党務専従者の推移表評】

 (最新見直し2005.12.25日)

【ボリシェヴィキ共産党員と党務専従者の推移表評】

 ボリシェヴィキ共産党員と党務専従者の推移は次の通りである。出典元は、A・ノーブ著「スターリンからブレジネフまで」その他を参照。

西暦 党員数 党中央機関 党機関専従ないし職員数
1917 8万
1918 30万
1919 31万 30
1920 61万 150
1920 73万2千
1921 73万強 602
1922 53万2千
1923 第12回党大会時 38万6千
これは粛党の結果である。
1924 73.5千 23.000
1924 86万3600 127.700
1927 12 123万6千 549.000
1934 281万 935.000
1939 247万8千 889.000
1956 721万5千 420.000
1971 1445万5千 645.000
1981 1743万 698.000

 党務専従者の肥大化は、それに対する何 らかの措置を講じなれれば、党の官僚主義を固定化するのは必定である。R・ダニエルズは次のように分析・評価している。

 「軍隊化された党生活から、顕著な社会的効果が生じた。専任の党活動(政府、軍隊、および労働組合における党務の割当てを含む)に従事する党員が特殊な準軍事的規律に服することは、頻繁な左遷の実施とあいまって、専任の党活動家と余暇にだけ党務を手伝う平党員の間に考え方や個人的交際、はぶり、またしたがって身分における差を生み出しはじめた。党活動は党役員という永続的な別個の集団によって支配されるに至った」。





(私論.私見)